質問内容/回答

<質問>

有持様
このようなコーナーがある事を知り非常にうれしくおもいました。
飯島 豊と申します、神奈川、城山町在住です。
2001、5月の連休に鹿島槍ヶ岳、東尾根に行きたく思っております。
第一、第二岩峰のピッチスケール、支点の状況など知りたく教えて
頂けないでしょうか。よろしく願います。
@Wアックスの必要があるか?
Aカラビナ、ハーケン最低どれくらい必要か?登り始めの支点はしっかり
 ありますか?またはハイマツから取れるか
Bそれぞれの岩峰は40m×いくつピッチ、雪の状況によりかわりますか?
  第一は雪が多ければ雪壁Wアックスになりますか?
 
☆追記、小生、以前山岳会に所属、現在は無所属、よって単独登攀のため
  情報が欲しく連絡させてもらいます。

単独行としては、槍の北鎌尾根、白馬主稜、不帰(全部5月)などはなんとか行った
ことがありますが。東尾根は1の沢の頭からびびって下りた記憶があります。
ソロイスト使用し、ザイル下部を固定し、荷物は登り返し時に上げようと思っています。
また、「特製ガイチ」はお守りとして持ってゆくつもりです。
 
今考えている装備は以下ですが助言等もらえるとうれしいです。
ゴアライト、マットは半身切り1枚、シュラフ三季用、カバー無し、
登攀具 ソリスト、ビナ10枚、ザイル7mm−45m、カジタバイル1本、
     ハーケンを3ヶ、フレンズNo−0を1ヶ、ガイチ、スリング、岩アイゼン
食料、2泊3日として(停滞1日) アルファ米160g×2、ラーメン3ヶ、ガス冬用230g 
    ラジオ 

<解答> 


有持です。

 飯島さん、こんばんは。

 簡単ですが、質問にお答えします。

 ダブルアックスは必要ありませんが、急斜面だと2本あった方が、より
安心して登れます。

 雪稜ですから、第1、第2ともビレーポイントはありません。第2はある
程度登っていけばハーケンがあるので、何カ所か連結すればビレーポ
イントになると思います。

 支点は、第1は立木から取れます。第2はそこそこの残置があります。
第2はヌンチャクが6本もあれば十分に登れます。

 フレンズ、ガイチは必要ありません。それから、2泊3日と予定している
様ですが、体力があるのでしたら1日で十分抜けられます。ソロなら軽量
化して一気に登った方が快適だと思います。

 それから、第1でザイルをフィックスするなら、デッドマンかスノーバー
がないと、支点は取れませんのでご注意を。

 ではでは。

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