質問内容/回答

<質問> 長野県の嶋崎と申します。

ACMLの皆さん、いつも有用な情報をありがとうございます。

10月7〜9日にかけて剱岳八ツ峰6峰C・Dフェースに出かける
計画を立てているのですが、この時期の各ルートの混み具合は
いかがなものでしょうか?
体育の日と言えばどこの山でも1年で一番混み合いますが、剱岳
あたりでは降雪の可能性もありますし、今ひとつピンときません。
9月末〜10月の間で剱岳近辺のクライミングに出かけた経験の
ある方、情報をいただければ幸いです。

それから、昨年でしたでしょうか、Cフェース登攀中のクライマー
2名が滑落死した事故があったと思います。簡単な新聞記事を
読んだ程度の知識しかないのですが、詳しい情報をお持ちの方が
いらっしゃいましたら合わせてご教示願います。
                


<解答1> 廣川@JECCです。


  ★雪渓が使えなくなるので、剣では夏よりアプローチが不利になる
    ので、あまり混んでいないでしょう。

>体育の日と言えばどこの山でも1年で一番混み合いますが、剱岳
>あたりでは降雪の可能性もありますし、今ひとつピンときません。

  ★奥鐘や明星など低山の岩場は良いシーズンになってきますが、
    剣は寒いし、アプローチ、下降とも不便になるのであまり人気
    はないですが、タイミングがあえば紅葉は奇麗です。

>9月末〜10月の間で剱岳近辺のクライミングに出かけた経験の
>ある方、情報をいただければ幸いです。
>
>それから、昨年でしたでしょうか、Cフェース登攀中のクライマー
>2名が滑落死した事故があったと思います。簡単な新聞記事を
>読んだ程度の知識しかないのですが、詳しい情報をお持ちの方が
>いらっしゃいましたら合わせてご教示願います。

  ★昨年の8月の事故でしたら、Cではなく、Dだと思います。
    パーティ毎落ちてなくなっていますので、正確な原因は不明
    ということだと思いますが、正規の万全?なビレーポイント
    ではないところでビレーしていたと思います・
>  (その後皆登っているのにビレーポイントに異常がないとい
     うことは、正規のポイントでないところでビレーしていた
     のではという見方。)
  ★情報がというよりも、しっかりしたビレーポイントを使う、
    怪しげならピトンを打ち足す、カムを足す、岩角を探す、
    それでも自信がなければボルトを打つ、あるいはテンション
    をそっとかけて、しっかりしたポイントまで降りるとか、
    納得のいかないところでは基本的にビレーをしないという
    ことが重要だと思います。
    仮にロープ一杯まで伸びていたら、途中の安定した支点まで
    セカンドに登ってもらい、再度ロープを伸ばすとかの方法も
    考慮する必要あり。

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