八ヶ岳/天狗尾根(単独)

グループ・ド・ミソジ/吉田剛


< 記 録 > 吉 田 剛


(山行日)1997年3月31日(月)

<記録>
 会社の変則休みのため、月曜日に単独で八ヶ岳の天狗尾根へ行ってきました。以下報告です。

<コースタイム>

 美しの森(5:00)〜天狗尾根取り付き(6:30)〜大天狗基部(8:30)〜赤岳山頂(10:05)/(10:25)
〜美しの森(12:25)

 日曜日の移動中は非常に暑かった。しかも、周りの山に雪が全くない。 夜に美しの森に着いたが、山に雪はあるのだろうか?

 全く見当違いの所に来てしまったのでは?と、本当に心配になった。 目指すルートは岳人の1月号に載っていた。ルートタイムは取り付きから 終了点まで10時間と書いてあった。一人であること、荷物が軽いこと、 もうすぐ4月であることからして、かなり短縮できるとは思ったが、 明るい内に降りたいので、早立ちとした。

 美しの森の駐車場から山がしっかり白いのが見えた。 美しの森から歩き始めてしばらくするとすぐに雪が出てきて安心する。 しかし、赤岳沢出会小屋までは、沢が融けかかっているところがあり、 石を飛び移ったり、助走をつけて飛び越えたところもあった。

 月曜日はかなり冷え込んだので雪の状態はそれなりに締まっていて歩きやすい。 赤岳沢をすこし入ったところから尾根に取り付く。

 尾根上には足跡が残っていて、それなりに人が入っていることが伺える。 樹林帯から上部の岩峰までは所々股下まで雪に埋まるも、問題なくあがる。 この後、短い岩場になる。はじめは左のバンド状の草付きをあがったが、 このまま行くとはまると思い、右の岩の方へ出た。岩場へ出たら落ち着いた。

 ここで思ったのは、岩場で登れる目算があるのならば 多少傾斜が緩いからと言って草付きへ行くよりも、多少立っていても 岩場へ行った方が外的な危険要素が少なく安全であると思った。

 この辺りから強い西風を受けるようになってきた。 暑いだろうと思いながらも、念のために目出帽を持ってきて良かった。 ルートを見るために、また、息が上がってきたため次第に立ち止まるようになる。 大天狗は右から回り込み、小天狗をすぎ竜頭峰をすぎて赤岳へ。

 ルート中で毛の手袋をぬらしてしまい、稜線の風で冷やされて、 くぎは打てないけど・・かちかちになってしまった。換えの手袋もない。 なめていたと言えばそれまでだけど、日帰りでも気を付けたいと思った。 思いの外早く終わって良かった。

 天気は良く、北アルプスから富士山までよく見えた。 ゆっくりとイチゴ大福(お気に入り)を食べながら県界尾根を下降し、 スキー場の横を通って美しの森へ戻り帰路へ着く。

<付近の状況>

 山頂付近の積雪量は1月頃と大差ないように思われた。 (岩はほとんど露出していたが歩ける部分は雪の部分が多かった。 この日は風も強く気温も低かったのでエビのしっぽ状の所もあった。) 山頂から見る限り赤岳鉱泉も行者小屋もどこにでもテントを張れるほどの 積雪はあった。そこから美濃戸へ続く道も上から見る限りは白かった。 大同心をはじめとする岩峰はすべて黒々していた。


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