グランドジョラス北壁/ウォーカー綾

京都岳人クラブ/山田良二、飯田山岳会/中島


< 記 録 > 中 嶋 學


(山行日)1996年12月22日〜1月6日

<記録>
 ウォーカーを目指したのですが残念ながら結果はさんざんで、アプローチ敗退という情けない結果になってしまいました。

12月22日
 ・ シャモニ入り
  ・ フェーン現象の為異常に暖かくジョラスは雲の中。神田さん曰く”フェーンが去ると2,3日吹雪そのご強風
  が吹き壁の雪は落ちるだろうとのこと”
 ・ おっしゃる通り寒気が入り非常に寒くなり、パートナー(飯田山岳会の中島氏)が風邪を引く。

12月26日
 ・ 1人でレショ小屋に荷揚げ。夜強風が吹き荒れ壁の雪少し落ちる。その後降雪。

12月28日
 ・ 病み上がりのパートナーとミディに寝に行く。(一応順応の為)

1月1日
 ・ 天気を待ちきれずレショ小屋入り。
 ・ 壁は真っ白、ランスールに目標を転じて2日取り付きまでのトレースと1Pfixの予定で出発。1hほどで風雪と
  なり敗退。

1月2日
 ・ 満点の星空のした、出発。2hほどで風雪となり敗退。そのままモンタンベールへ下山。
 ・ 情けないけどこれがジョラスアプローチ敗退記です。

1月3日
 ・ SKI STATIONに戻るとあれほど賑わっていたSKI客は去り5パーティ程の山屋が悶々とした日々を送っていました。
  この時期ロングルートに成功したのは、クリスマスにベルトのナンブランフェースをソロしたフランス野郎と1月2
  、3日クルトのスイスルートを登ったデンマーク人ペア位のようではずれ年(正月前後は)だったようです。
  ・ 山の世界はせまいようで、デンマーク人の1人は1昨年の秋キャンプ4であったレイバンという奴で秋山氏とアイ
  アンホークを登ってた男でした。そのパートナーはクルトから下山中ヘリでピックアップ病院に直行!(両手指凍傷
  !!)してましたが・・・。

1月6日
 ・ タキュルのシャレ・グロットというショートルート?でお茶を濁す。
 ・ シモン小屋から壺足で1〜2h程度、剣のR4でもう少し氷を良くした程度のルートで人気ルート。バレブランシ
  ェのジョウゴ沢と行ったところですか??

 以上が我々のシャモニの休日の顛末です。

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