八ヶ岳/赤岳主綾

前橋労山/ 長谷川浩、 中曽根豊


< 記 録 > 中 曽 根 豊


<山行日>1997年2月23日(日)

<記録>
2月23日(日)  快晴

美濃戸6:30 − 行者小屋8:30 − 主稜取付き9:40 − 赤岳 13:30− 行者小屋15:30 −
美濃戸16:45

 仮眠をとって起きると雲一つ無い青空が広がっていた。前日の降雪量が気になったがそれほどでもないらしい。
風もほとんど無く快適な登攀を期待して文三郎に入る。

 通常は赤岳沢を詰めて取付くようだが、初めてだと残置ハーケンが多く取付きが分かりにくいという話を聞い
たので(と言ってもトレースガ付いていたが…。)、少し上から斜面をトラバースして主稜末端壁右のクラック
から取付いた。 上部には2パーテイ程姿が見えた。順番待ちが無いだけでもいいか、と思いつつ登攀開始。

 取付きのクラックは見た目より難しく、残置シュリンゲを掴んで抜ける。その後は、核心部の岩場まで易しい
雪稜だったが、ガレた岩が多く落石が結構くる。私も注意していたがロープの動きだけでも落石を落としてしま
い、神経を使った。

 途中、他パーテイとの接近で多少時間を食ったりして頂上へぬけた時は1時を回っていた。多少風はあったも
のの360度の展望をビールを飲みつつ楽しみ、ゆっくりと下山した。(南沢の大滝は見た感じしっかりと凍っ
ていた)

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