烏帽子岩奥壁/南稜

YCC/長岡健一、白石安子、佐野友康、高橋康則、高崎労山/吉田真知子


<山行日> 1999年10月24日(日)<記録> 長岡健一



 長岡@YCCです。

 先週末 谷川岳初デビューの新人を二人連れて 南稜に行ってきたので簡単に報告します。

 実は始めはどうせ南稜は混んでいると思い 3ルンゼに行こうと計画しました がところがどうでしょう。

 五時半過ぎの出合い出発で7時半ごろ南稜テラスに 到着したというのになんと誰もいないのである。

 そこでハーネスを着け しばらく朝食を食べながら 待ってみたが誰も上ってくる気配がない。

 この秋晴れの中 絶好のクライミング日よりに南稜を 独占して登らない手はないと思い急きょ変更したのでした。

<行動>

 24日午前3時谷川登山センター着、ほんの少し仮眠、同日朝5時 佐野、高橋と出合いで待ち合わせる。

         一ノ倉沢出合い(05:40)〜南稜テラス(07:30−08:00)〜終了点(10:00-10:20)〜 一ノ倉岳(12:30-12:50)〜マチガ沢 巌剛新道経由(15:40)

<備考>

 最高の秋晴れの中 久々にゆっくりとクライミングを堪能できました。こんなことってあるんですねこの 日中央稜と中央カンテはガイド登山でいっぱいだったのに、南稜は我々の外にたぶん1パーティしか入って いなかったと思います。

 それにひとつ気が付いたことを書きます。ヒョングリの滝の所で順番待ちをしていたらガイド登山らしき 人達10人ぐらいが自分達のロープを出してさっさと確保してクライムダウンして行きました。

 みんなにはヘルメットの着用を促しておいてガイド自身は一人だけ着用していませんでした。

 ちょっと待ってみたのですが時間がかかりそうなので我々も懸垂下降することにしました。

 そしたら上のほうから小さな落石があったので新人に気をつけるように話していた所、ガイド が仲間に向かって「だれだ、落石を落としたのは、君の仲間か」といったそうです。

 皆さんどう思います。私は一歩アルパインの領域に足を踏み入れれば 落石とかの2次的、3 次的な危険は避けては通れないような気がします。ですからお互いにその危険に対してできるだ け最大限の危険回避のための努力をすべきで(メットをかぶることも落石を落とさないようにす ることも)、それを怠っているガイドにだれだ・・・・」 とどなられても.....


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