丸山東壁/左岩稜

ARIアルパインクラブ/木元康晴、蒼氷/宮城


<山行日> 1999年10月23日(土)〜24日(日)<記録> 木元康晴



 木元です。

 丸山東壁/左岩稜へ行ってきたので、簡単に報告します。

 今回のピッチ数は全部で20ピッチ、草付やブッシュのフリーと、人工登攀が交互に 出てくるといった内容でした。

 このルートは従来の登山大系や日本の岩場のルート図と、日本のクラシックルートの ルート図とは途中から違うラインどりになっています。 今回はクラシックルートのルート図に沿って登攀したのですが、わざわざ難しい所を つないで登るような感じだったので、苦戦する個所も何回か出てきました。

 一番恐ろしかったのは最上部のチムニー右壁の人工登攀から、垂れ下がったグラグラ する木に乗り移る部分です。

 その木にスリングをかけて2ポイントアブミを使ったあと、さらに3mほど木登りを してテラスに這い上がるのですが、かなりビビリました。

 左岩稜は来年の年末あたりに登りたいと考えていて、今回はその偵察も兼ねていたの ですが、冬は従来通りできるだけブッシュの斜面を登った方が良いと感じました。

 なお下降は丸山北峰頂上を経て内蔵助平に降り黒部ダムに戻ったのですが、終了点か ら3時間半と予想より随分早く戻ることができました。


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