１０日(日)、１１日(月)と奥鐘に行ってきました私以外＠YCCのメンバーは９日(土)から入っていましたが 私は９日(土)は仕事になってしまい　９日夜一人で夜行の急行゛能登゛にのリ６：２０宇奈月に着来ました。

　連休のせいか黒部渓谷鉄道の予約は１００人ぐらいの長蛇の列、それでも改札口でナンでもかまわないから、 とにかく一番早く欅平に着く切符をくださいと言ったら、ラッキーなことに１枚だけ７：１１発にキャンセルが あったとのこと。

　おかげで８：５０には奥鐘につくことが出来た。

　２年ぶりの奥鐘ですが　今回は岩小屋前がツエルトのオンパレードだったのでビック リした。以下簡単に記録を書きます

＜行動＞

　１０日(日)

　広島ルート取り付き長岡リードでスタート１０：００〜３ピッチ目不覚にもフレークがはがれ　その拍子にすぐ下の フレンズもはずれ、４〜５ｍ落ちる。少し手と足を打ったがことなきを得た。

　　　　　　 　９ピッチ目のボサテラスで１６：００になったので早々にビバー グを決め込み、荷物を下ろし１ピッチフィックスをはリに行く 空には満天の星を見ながら気持ち良く飯を食っていると暗い中京都ル ートから゛イエーイ゛゛あ〜こえー゛などと奇声を発し降りてくるパ ーティがいるではないか、おもわず寄って行かないと声をかけたが、きずきもせず降りて行ってしまった。

１１日(月)

　ユマーリングで出勤６：００〜しかしその後しばらく右往左往 するも　なんとしても眉毛ハングの脇を抜けるルートが見つか らない。

　眉毛ハングの右肩を抜ける近藤=吉野ルートは認知できたが直 前に敗退しているパーテイを見ていたのでやむを得ずトマリ木 ハングから１ピッチだけ0CCルートをつかわしてもらった。８：００〜

　　　　　　 　その後広島に戻りたく右上を試みるもまたしても解らない。 第３ハングと第４ハングのあいだのスラブはほとんどピンはなく いつも迷ってしまう。９：１０〜

　このころから　壁の中はまるで灼熱地獄　じりじりと容赦なく 太陽は照りつけ　３０度はゆうに越えるかとおもわれる気温が ともすれば　登攀意欲を失わせてしまう。

　時間的な制約もあって迷った挙句結局最終４ピッチは0CCルート と広島ルートのあいだにある近藤=吉野ルートをまたしても、つか わしてもらうことに　　 した。

　　　　　　 　近藤=吉野ルートの終了点１２：３０

　京都ルート下降点１２：５０

　岩小屋１４：２０　昨日と違って黒部川が増水していて渡渉が大 変だった。支度もそこそこに慌てて欅平に戻る１５：１０やはり連 休のせいで人が多く１７：２５のトロッコ電車しか取れず、それま でその辺の仲間を集めて大宴会となる。

☆　皮肉なことに２年前奥鐘山西壁に来たときには近藤=吉野ルー を登り眉毛ハングとトマリ木ハングのスラブでやはりルートが 解らなくなり、ラスト４ピッチはOCCルートをつかわしてもらっ たのを思い出した。

　まだまだ未熟だ。