伯耆大山/北壁/大屏風/鏡岩ルート

はりま山岳会/山岡人志、竹谷大介

<山行日> 1999年3月20日(土)〜21日(日) <記録> 山岡人志


タイム:3月21日(日)
   元谷小屋〜大屏風取付〜終了〜稜線〜元谷小屋
   6:40     7:40/8:20   14:00  16:00    18:00
 本当は金曜日の夜から出発の予定でしたが、明らかに悪天 が予想されたので、1日ずらして土曜日の夜に元谷小屋へ。 小屋はほぼ満杯で、2階のすみに寝かせてもらいました。昨 年北壁側が崩壊したとかで、元谷小屋は閉鎖ということにな っています。でも、冬期用にか沢の側の入り口が開いていま した。

 日曜日は曇天の中北壁へ。他のひとたちは弥山尾根へ向か ったひとたちが多かったようです。我々は鏡岩ルートへ。最 初は急な雪壁を確保なしで登ってボルトのところまで。1ピ ッチ目は竹谷リードで残置ピトンを探しながら。2ピッチ目 は山岡がリード。トポでは一部A1となっていますが、せい ぜいIV級程度。3ピッチ目は最初竹谷リードで直上気味に登 りましたが、途中でテンションをかけた残値ピトンが抜けて 5 m ほど滑落。いったん下まで降りてもらい、リードを山岡 に交代。竹谷は足を少し捻挫したようでした。でも登れそう だというのでこのまま続行。このピッチは過去のルートが崩 壊したらしく、ルートが判然としません。

 残置を探しながら、 一部フリーを交えてほとんどA1で登りました。セカンドで竹 谷がフォローしましたが再び最初の残置のボルトとピトンが 抜けてしまい登るのにてまどりました。壁を抜けたあとは長 い雪壁と雪稜をたどって稜線へ。壁を抜ける前から天気悪化 しており稜線は吹雪いていました。翌日もさらに天気は悪化 すすことがわかていたのと、竹谷の足の調子が悪化してきて いたのでそのまま下山しました。

 3ピッチ目は左から直上気味に行く場合、最初の出だしのピ トン類が抜けてしまってありませんのでご注意を(すみませ ん)。右に回り込んで行くルートのほうは残置がありました。 途中も断続的にしかボルトとピトンがないので、ここを登る ひとはピトン類を忘れずに。また、竹谷が落ちたときバイル も落としてしましました。後で基部まで戻って探しましたが ありませんでした。見つけた方はご連絡をお願いします。


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