錫杖岳

獨標山岳会/寺田正之、その他

<山行日> 1999年3月20日(土)〜22日(月) <記録> 寺田正之



 3連休は氷を求めて錫杖に行ってきました。といっても登れませんでした。相棒が土曜に仕事のため、 19:00八王子のICIの前で待ち合わせ。20:00くらいに中央高速に乗ったのですが、甲府昭和〜諏訪 南が雪のため通行止め。

 甲府南で降りたところ、20号も大渋滞。山の中の道も、ノーマルタイヤの乗用車が至るところでス ピンや立ち往生。諏訪南に着いた頃は、通行止めも解除になっていました。(同じ日に八ヶ岳に向かっ ていたパーティによると、22:30に解除になったとのこと。)24: 00諏訪南。

 この日は精神的にも疲れたので24:30みどり湖パーキングでPキャンとしました。 翌朝5:40起床。6:00松本インター。氷化した道をがんがん走り、7:35新穂高温泉 の駐車場着。食事や身支度で8:35出発。

ところが辺り一面新雪で踏み後もなく、何となく踏み後らしき物をたどっていったら 穴滝という所に着いてしまいました。

 地図を見るとどうもおかしい。槍見温泉まで戻ると、何とその真裏が登山道の入る口でし た。これだから慣れないところは怖いですね。結局赤布や指導標も少なく、膝から深 い所で腿までのラッセルとなり、錫杖沢出会いは12:00。天気予報によれば、この日 の夜から大荒れになるとのこと。

 雪も結構降ってきたので、ここで登攀を断念。休憩 後3時間かけて登ったところを、30分で下りました。錫杖沢のデブリはクリヤ沢の対 岸まで埋め尽くし、迫力がありました。

 またガスの中水墨画の様にそびえ立つ烏帽子 岩の前衛フェースは、とても魅力的でした。この場所からは3ルンゼは見えなかった のですが、1ルンゼのF6はばっちり凍っていました。今回渋滞と悪天で敗退となり ましたが、新穂高の湯という無料の露天風呂で、タオル1枚で入浴していた若いおね ーさんと混浴できたことが救いでした。

 松本インターから新穂高の駐車場までは、交 通量にもよるでしょうが、今回往復とも1時間30分くらいでした。安房トンネルは片 道750円です。また東京から富山へ行く場合、時間があれば関越〜北陸道経由より安 くいけるでしょう。ということで今回あまりご提供できるような情報がありません。 1件のみ連絡します。


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