＜山行日＞　１９９８年４月２９日（水）〜５月２日（土）

　GWの報告です。源次郎＆八ッ峰の予定でしたが、雪がなくてがっかり、気力がなくなり源次郎だけ登って帰ってきまし
た。

4/29

　室堂より入山。御前小屋を通過するあたりから雨が降り出す。風を避けて設営後、新人を別山の岩場にアイゼントレに
連れ出す。夕食時にガスが晴れ出してくるが、源次郎や八ッ峰を見てびっくり。夏のように真っ黒である。

4/30

　源次郎に取付く。中央のルンゼを詰めることにする。左の尾根は完全に雪がない。やや冷え込んだようで雪は締まって
おり、アイゼンが適度に効き、ルンゼを詰めたテラスまで、順調に上がる。

　ここからは雪がまったくないように見えるので、アイゼンを外して�T峰を目指す。ピークまでは一ヶ所雪田をトラーバ
スした程度でほぼ夏と同じように登れた。

　�T峰ピークには雪が残っており、まだ雪も締まっているため再びアイゼンを履く。�T峰の下降は半分くらい、�U峰の登
りは１／４くらいが雪がついているので、アイゼンをつけたまま行く。懸垂の支点付近はまったく雪無し。

　降り立ったコルから剱岳までは、なんとか雪壁になっており、やっと雪山気分でせっせと登る。下降は平蔵雪渓をシリ
セードで下る。快適な下降で帰幕する。しかし、無くし物をする者、カッパを破く者、ザックを破く者楽しんだ代償は大
きかった。

5/1

　天気も下り坂で、雪もないし皆気分は帰宅モード。遅れて入山した杉浦のため別山尾根から登頂と雪トレの2班を出す。
いずれも昼には帰幕したので、別山で岩トレをしてお茶を濁す。

5/2

　本当に雨が降るのかなと思いながら、強風の中、さっさと下山してしまう。大町市街では昼過ぎから小雨、夕方から雨
になった。