剣岳〜丸山東壁

日程
2004年8月10日(火)〜14日(土)
メンバー
(札幌登攀倶楽部)安藤、吉野
記録
(札幌登攀倶楽部)安藤
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


 安藤@札幌登攀です

 10日〜14日の間で剣〜丸東へ入りました。
 
 簡単な山行記録です。

メンバー:安藤:吉野(札幌登攀倶楽部)

9日
 小樽--フェリー
 

10日
 新潟(7:00)--(車)--室堂(15:00)--剣沢(17:30)
 フェリー内で盗難事件があり、なかなか船からおろしてもらえない。
 おりたらさすが本州!あぢ〜とのたまいながら立山へ。
 剣沢では山岳警備隊の方に雪渓の状態などを教えてもらう。親切な対応には本当に
感謝します。

11日
 剣沢(3:00)--中谷ルート登攀開始(7:00)--登攀終了(12:00)--剣山頂(16
:00)--熊の岩(17:30)

 本当は中央ルンゼ〜成城大継続の予定だったが、雪渓が少ないため、中谷ルートの
剣沢側のルンゼを中央ルンゼと間違う(かなり初歩的・・・)。ルンゼの奥で行きづ
まりったため、クライムダウンしてルンゼ左のフェースを登ると中谷ルートの2ピッ
チ目終了点にでる。「まぁ〜いいっかぁ〜」と、そのまま中谷ルートを登るが、全荷
物での登攀に時間がかかり、上部の成城大ルートをあきらめて源次郎を縦走。

 三の窓までの予定だったがパートナーに高度障害が出ていたので、熊の岩まで降り
ることとする。

12日
 熊の岩(5:00)--八つ峰C(剣稜会ルート)登攀開始(5:30)--Cフェース頭(7
:00)--Dフェース取り付き(7:50)--Dフェース登攀開始(8:10)--Dフェース頭
(10:00)--チンネ左稜線T5(11:00)--チンネの頭(13:00)--池の谷乗り越し
(13:40)--熊の岩出発(15:00)--真砂沢キャンプ場(17:00)

 八つ峰C(剣稜会)〜D(久留米大)〜チンネ(左稜線)へと継続。13日の移動を少
しでも楽にするため、真砂沢まで降りることとする。
 久留米大のとりつきでは、名古屋渓稜会の方にさきを譲っていただきました。あり
がとうございます。

13日
 真砂沢キャンプ場(5:00)--ハシゴ谷乗り越し(6:20)--丸東塚田-小暮ルート
取り付き(9:30)--登攀開始(10:00)--敗退--一ルンゼ登攀開始(12:00)--丸
山北峰と本峰間のコル(18:00)

 塚田小暮ルートを登って北峰に抜ける予定だったが、取り付きをまた間違えたため、
一ピッチ目で敗退・・・・取り付いたルートのエイドピッチでぼるとが折れていたた
め降りることとした。フリーのセクションかと思って色々ためしたが、どうも上がれ
ない。アブミのリストループに立ち込むと目の前に岩に埋まるボルトの茎が・・・・
 登りなおすには時間の余裕がない(日曜日が確実に雨のため)。14日中に立山へ抜
けるために、一ルンゼをつめることとする。一ルンゼは、浮石も多いうえ、残置も少
ないため、意外と悪い。
 尾根に抜けてからは、ブルーベリー畑が続いていた。

14日
 TS(5:00)--丸山本峰(6:00)--御前谷乗り越し(7:00)--御前谷(7:30)--
カール末端(11:00)--立山山頂(14:00)--室堂(15:10)

 水が少ないので、朝飯を軽く済ませ、薄い踏み跡をたどり、御前谷を目指す。乗り
越しのやや丸山側の浅いルンゼを降りて、御前谷の枝沢に下りる。簡単な河原あるき
で、御前谷に降りることができる。御前谷に下りてすぐの滝を高巻いたあたりから雨
で、視界も20〜30m程度。この段階で、立山第三尾根の登攀はあきらめてカールをそ
のまま登ることとする。
 今年は雪渓が少ないので、サル又カールまで河原歩きとなるが、これが悪い。ツル
ツル石の渡渉が何度も出てきて消耗。
 視界が全然ないので、カールのどこを登っているのかがわからない。丸山本峰で撮
影したデジカメ画像を何度も見返してなんとか雷電峰と雄山の間にでる。
 どんどん天気が悪くなるので、そそくさと室堂〜立山と急ぎ、この日は、糸魚川市
役所の車着き場にテントを張る。

15日
 15日のフェリーに予約変更出来なかったので、新潟観光し、人工壁を登りまくり、
夜は新潟クライミングクラブの方の家にお邪魔し宴会。

16〜17日 
 フェリーで小樽へ。

 今回の山行は登れなかったルートもありますが、きっちりと継続登攀することがで
きたと思います。
 ナカナカたのしめました。

 来週火曜日から日曜日まで富士山の山頂をウロウロしています。もし、トレーニン
グで登る方がいらしたら、不自然にガチャをつけて歩いている人を見かけたらお気軽
に声をかけてくださいね。

 ではでは

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