見張り塔からずっと & P4ルーフ

日程
2006年10月20日(金)〜10月21日(土)
メンバー
(ARIアルパインクラブ)小林、上田
記録
(ARIアルパインクラブ)小林
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


小林です。

「見張り塔からずっと」は、終始アプローチをしているように思うくらい簡単な
ルート
ばかりで、核心の2ピッチ(5.9、10+)のみだけでした。

2日目は、「注文〜」の取り付きに行ったら、2パーティーも取り付きでモタモタ
準備
していたので、やめにして、注文より明らかに難しい「P4ルーフ」に転戦しまし
た。

1ピッチ目は「じーやの大冒険」と同じで、そこから核心のルーフクラック
(10d)を
ダイレクトに目指すすばらしいルートです。


<簡単報告>

ルート名:P4ルーフ
        3ルンゼの右側の壁でP4頂上にダイレクトに抜けるルート

1ピッチ目:上田さん
10Cのオフクラックを左上するのが本来ですが、ザックを背負ったため、体が入
れら
れず、途中からボロボロのハングに突っ込みなんとか抜ける。
小林は、上田さんのリーチに届かず、空中40mで足ブラムーブに。あー怖かっ
た。
上田さんのリーチと気合があってこそ抜けられたピッチ。

2ピッチ目:小林
4級+。なんなくクリアー

3ピッチ目:上田
5級。なんなくクリアー

4ピッチ目:小林
10dのルーフクラック。
ルーフの抜け口にエイリアンの片側しか決まらない状態で、最後の核心のムーブ
を起こす、、という思い切りが必要なピッチ。
フレークをとった瞬間は、思わず雄叫びあげてしまいました。

5ピッチ目:小林
5級。4ピッチからピッチを切らずに、そのまま登ってしまい、結局このルート
20メートル
をナッツ1個で抜けました。

同ルートを懸垂で終了。
結局、ビレイ点含めオールナチュプロで残置は全く使いませんでした。
もちろんオールフリーです。
こういうのを“今風”っつーんでしょうか。

結局2日間を通して、残置は一切使わず。
こういうスタイルは初めてでしたが充実感が違いました。
すごい満足感があって、久々に納得の行くクライミングでした。

当初、「注文〜」から転戦した時に、はっきり言って、登れるかどうか分から
ない状態だったので、完登した時は少々感動しました。

この「登れるかな?どうかな?いっちまえ!」っていうのが本来の冒険なんだと
思います。

こういうクライミングを毎週したいです。
もちろん、この際“無謀”というのとは違います。
ちゃんと普段からフリーの練習をした上での話です。


上田さんどうもありがとうございました。
上田さんの冷静さと、ほどよくいい加減なところがナイスです。
またぜひお願いします。

★ エリア別山行記録へ戻る ★ INDEXへ戻る