神流川/野栗沢/赤岩沢大滝

日程
2004年3月7日(日)
メンバー
(童人トマの風)石井、その他
記録
(童人トマの風)石井
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


石井@童人トマの風、です。

昨日3月7日、両神山西方に北面から突き上げる、
神流川野栗沢赤岩沢にある大滝を登ってきました。

★  http://homepage3.nifty.com/tomanokaze~tishii/index.htm

ここは「東京周辺の沢」にもガイドが載っている沢ですが、
アイスエリアとしては認識されていなかったような所です。
画像の通り、見事な氷瀑なのですが、今まで記録や登った
という話を聞いたことがありません。
もしACMLのメンバーで登られた方、もしくは登った話を
聞かれた方がいらっしゃいましたら教えて頂けると幸いです。
西上州の氷瀑を数多く開拓された安中山の会の竹田さん、
滝田さんが登られた等、廣川さんなどご存知ないでしょうか?
それとも初登?でしょうか。

車から足場の悪い山道を1時間強辿り、トラロープのある小滝を
3つほど越すと、三方を垂壁でぐるりと囲まれた大滝の基部に
到着する。右手の大ツララも繋がればY級の氷柱になるだろう。
沢のガイドでは2段40mとなっているが、実際ロープを伸ばすと
1P25m、2Pは50mギリギリとなり、70mのスケール。
石井リードで、1Pめは70〜80度の比較的登り易い氷を左上、
テラスでスクリュービレイ。フォローで佐藤が登り、荷揚げして
ラストが高橋、2Pめも同様の順番で行く。
2Pめは右手の弱点へとトラバースして登るが、7,8mが垂直。
氷も堅く、X級の難度だが、これを越せば水氷の部分が多くなり、
斜度も緩くなって快適。うねる氷を辿って落口のガラス氷を慎重に
登り、どうにか届いた潅木でビレイ。荷揚げや後続の落氷で手間
取り、約4時間かかってしまった。下降は右岸の樹林を適当に下り、
最後は懸垂で小滝の下へ。

氷結状態も良く、なかなかないマルチピッチの氷です。ラインの
取り方次第では高難度の氷瀑の練習にもなると思います。
ゲレンデとしては少々不便な場所(高速から遠い)ですが、一見の
価値はあると思います。

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