＜山　行　記　録＞

こんちは、サッカーが盛り上がっているせいか、山もネットも静かですね。
昨日、錫杖に行ってきました。だれもいない左方カンテを楽しみました。
午後の１時過ぎに、白い壁を登攀されていたパーテイーがいましたが、この
情報を見ていて、ＲＥＳいただけたら、下から撮った画像をお送りします。
杉＠白鳳会
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１概要
岩シーズン最初のセミ本ちゃん、錫杖・左方カンテに登ってきた。入梅したのに
好天に恵まれ、だれもいない貸切ルートを楽しめラッキー。満足度１００％だった。
＜日時＞６月１６日(日)　＜天候＞晴れ時々曇り
＜メンバー＞ 植松（白鳳会）、近ちゃん、杉（白鳳会） 
＜山域＞北アルプス・錫杖岳　
＜参考＞山と渓谷社刊・アルパインクライミング（遠藤晴行編）他
＜時間＞
　前日１８時５０分韮崎出発　２１時温無料天風呂駐車場（入浴/宴会/テント泊）
３時４０分出発　５時５０分前衛フェース　６時３０分登攀開始
１０時５０分稜線・昼食　１１時１０分下降開始　１３時取り付き戻り
１５時１０分駐車場戻り　１５時４５分平湯温泉　１９時韮崎戻り
２詳細
　１８時４０分着の特急から近ちゃんをピックアップ、植松っさんがオデッセイ運転、
自分は助手席でビール飲み２時間で新穂高温泉の駐車場に到着した。小宴会後就寝。
翌朝３時４０分に出発した。左方カンテの混雑を予想したからだったが・・・・・。
梅雨の合間、好天に恵まれた週末なのに、テントは皆無、取り付きにも誰もいない。
結局最後まで左方カンテは我々だけだった。（サッカーの影響かな）
１ピッチ目：近ちゃんリードでやさしいルンゼ、立木を支点に２回ピッチを切る。
２ピッチ目：近ちゃんリード、ルンゼの抜け口が垂直で、なかなかの高度感だ。
３ピッチ目：杉リード、Ｖ＋最初の核心はためらうことなくアブミを使う。あとは楽勝
。
４ピッチ目：植松っさんリードでＩＶ＋濡れたチムニー（杉が嫌いな場所、リードゆず
る）。
５ピッチ目：植松っさんリードでＩＶ＋気持ちのいい垂直なフェース。バランスを楽し
む。
６ピッチ目：杉リードでＶ＋、最初の核心はアブミを出す。クラックを上がり高度感た
っぷ
　　　　　　りの左カンテはここのハイライトだ。最後の核心を乗り越える時、ロープ
が急
　　　　　　にロックされた・・。＜ロープ出せ＞と叫ぶ。＜出してるよー＞との返事
。
　　　　　　見れば右壁の２個のピトンにかけたヌンチャク同士が重なりあい、
　　　　　　ロープがロックされているではないか・・・。右のホールドを左手で掴み
、
　　　　　　体を垂壁に半分乗り出して、片側のヌンチャクを外してロープを流れるよ
う
　　　　　　にした。久々のおー恐えー、だった。
７ピッチ目：杉リードでＩＶの残置の少ないスラブから潅木カンテ、泥でスリップが恐
い。
８ピッチ目：近ちゃん、植松っさんが先に潅木帯を登り稜線に抜けた。
毎度、稜線は気持ちのいい場所だ。雲がかかった穂高を眺めてしばし休息。誰も
登って来ないので、同ルートを７回の懸垂で下降する。
帰りには、毎度の平湯の日帰り温泉（５００円、バスターミナル上）の露天風呂
で汗を流した。帰り道は植松っさんが助手席でバーボンを飲む。道路も空いていて
２時間少しで帰宅した。
３感想
今回は３人で行ったので手の空いたメンバーがリードの写真をたっぷり撮ることが
出来た。左方カンテはリードを交代できるテラスがあるので全員でリードを楽しむ
ことができる。１時過ぎに取り付きに戻ったとき、上部の白い壁に２人のクライマーが
取り付いていて、ハーケンを打つ音が静寂の森に響いていた。２時過ぎにクリや谷から
も彼らの姿を眺めることができた。無事に抜けたかどうか気がかりだった。
　　　以上