富士山/吉田口/吉田大沢滑降

日程
2002年4月6日(土)
メンバー
(ARIアルパインクラブ)有持真人
記録
(ARIアルパインクラブ)有持真人
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


有持です。

 土曜日は富士山に行って来ましたので簡単ですが報告します。

<日程>    2002年4月6日(土)
<場所>    富士山/吉田口/吉田大沢滑降
<メンバー>  ARIアルパインクラブ/有持真人

<行動>
5合目駐車場(09:50)〜山頂(12:55/13:15)〜佐藤小屋手前(13:50/14:00)〜
5合目駐車場(14:10)

(登り) 3時間5分 (滑降) 35分 (全行程) 4時間20分

<記録>

 滝谷に続いて、次は鹿島槍ヶ岳の予定であったが、気温が高くてルンゼ
には入る気にはならないので、気温が高い方が条件のいい富士山に行く
事になった。

 御殿場側は、5合目付近まで雪がないので道路も開通していると思い、
最初は、富士宮口から入山しようと向かったが、ゲートがしっかりと閉まっ
ている。しょうがないのでスバルラインへと向かった。

 ここもゲートが閉まっていてるではないか・・・・。今日は駄目だとあきら
めていたが、よく見ると09:00からゲートが開くらしい。まだ、2時間もあ
るが待つことにする。

 南アルプスの雪景色を見ながら5合目まで車を走らせる。このときにす
ぐ前を以外な人が走っているとは思いもしなかった。

 準備をして早速、出発する。佐藤小屋までトラバースするのはめんどう
なので、駐車場から少し行ったところから雪面を左上していく。雪はまだ
クラスト気味なので歩きやすい。

 無風快晴で雪面からの照り返しが強く、非常に暑い。ひたすら左上して
いき、吉田大沢に入ると、佐藤小屋経由で登ってきたたくさんの人が遙か
下に見える。

 クラスト気味の斜面を延々と登っていく、下を見るとスキーを担いだ単独
の人が速いスピードで私の後を登ってくる。 私も負けず嫌いの性格なの
で、抜かれるのも嫌だし、少々スピードアップする。

 3100m付近からは延々とアイスバーンが続く。寒くなってきたため、頂
上直下でアウターを着ていると後続者に「有持さんですか??」と声をか
けられる。誰だ??と思っていると、「信州大OBの花谷です。」との事。

 MLでは、よくお会いしていたが、こんなところで逢うとは思わずビックリ
した。山頂までの登りは色々と話をしながら登って行った。スバルラインで
すぐ前を走っていた車は花谷さんだったらしい。

 今日は我々が山頂一番乗り。

 山頂で一休みして、早速、滑降を開始する。出だしからは延々とアイスバ
ーンが続いている。ここで転倒したらどこまで滑るか分からない。花谷さん
はしばらく板を担いで降りるとのこと。

 私は山頂からドロップする。エッジの短いFREE TREKでは一番苦手な
カリカリのアイスバーン。転倒には気を付けて滑降していたが、スピードが
つきすぎたのでエッジを効かせたところ、いきなり転倒。ピッケルで滑落停
止をするが、スピードがついているのでなかなか止まらない。15mほどで
やっと停止。「やばいやばい!!」

 エッジを効かせて振動がかなりきたので、そのせいで板が外れたようだ。

 もう少しビンディングを強めにセットして、再度滑降開始。アイスバーンは
本当に疲れる。時折、雪がゆるんでいる所や、吹きだまりがあるので、そこ
では快適なターンが出来る。しかし、調子に乗って飛ばしていると、いきなり
アイスバーンが出てきて焦る。

 登って来たルートを滑降するつもりだったが、下部は吉田大沢の方がよ
さそうだったので、そのまま吉田大沢を滑降することにした。下部は雪もか
なり緩んでいて快適にターンする。佐藤小屋のすぐ横まで滑る事ができた。
 
 駐車場へ向かっていると、花谷さんにあう。花谷さんは、私が登ってきた
トラバースラインへと滑り込んだようだ。アイスバーンでかなり足が疲れた
らしく靴を脱いで休んでいた。

 駐車場に着いた頃には、西の空に怪しいくもがかかっている。明日は雨
になるだろう。

 今日は気温が高く、山頂でも+5℃あったが、まだまだアイスバーンが
多い。山頂から快適な滑降をするためにはまだまだ早いようだ。

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