尾白川下流域/尾白川下流域/唐音沢・刃渡り沢

日程
2002年1月19日(土)
メンバー
(韮崎・白鳳会)杉山、植松
記録
(韮崎・白鳳会)杉山
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


杉@韮崎・白鳳会

 <日程>1月19日(土)
<場所>尾白川下流域/唐音沢・刃渡り沢 
<メンバー>植松、杉山
<参考>日本登山大系・南アルプス(白水社)
      アイスクライミング(白山書房)
<時間>
6時15分韮崎出発 7時15分日向山林道・ゲート前
8時15分唐音沢出合 9時15分二股 10時下降開始
10時20分 唐音沢出合戻り 11時刃渡り沢出合
12時双翼の滝登攀 13時下降 14時30分尾白本谷戻り
16時30分車戻り 17時武川の湯 18時15分韮崎戻り

<詳細>
夏に唐音沢から稜線に抜けた植松が、冬季も面白そうと言うので
鞍掛山から日向山までぐるーっと周回してこようか、と出かけた。
先週からの暖かさで、錦の滝は見事に崩壊、復活にはしばらく
時間がかかると思われる。F2も岩肌に水しぶきが上がっている。

唐音沢に入り、河原歩きを30分もすると、二俣になる。
左俣の滝(文献には25mとあるが、もっと大きい)氷が崩壊中。
右俣の小滝を巻き、アイゼンを装着、もうひとつ小滝を越えると
行く手はやっぱり、凍っていない。(新しい熊の足跡もある)
無理して行っても楽しくないので、ここから撤退を決めた。

時間も早いし、対岸に見える刃渡り沢に向かうことにした。
沢の下部は左岸から巻き、途中一部右岸、そこで左岸に
戻ると、15mのやさしい氷瀑が現われる。ここはフリーで超える。
次に大きなナメ滝があり、先行の3人パーティーが登っているが
知り合いの山梨アルパインのFさん一行だ。ここは右からフリー
で登り、上部をトラバースして追い越させてもらった。
目の前の双翼の滝(20mV級)は見事に凍っている。
ここでジャンケン、勝ったほうがリード、私の負け、うーん残念・・・。

左の氷柱をリードする植松のビレーをしながら、時々ポケットから
デジカメを取り出して、今日はパートナーのサービス係に徹した。
この滝は、遠くからそれとわかるし、近くで見てもなかなかかっこいい。
50m一杯でビレー解除のコール。3人を待たせているので、さっさと
上がった。気温は高め、バイルもよく刺さるので、とても簡単だった。

この上の大滝は中央はつながっておらず、左も氷が薄いので取りやめ、
右岸の樹林から双翼の滝の下に戻った。この下の大ナメ滝は立ち木から
50m一杯の懸垂。15mの氷瀑の懸垂は、右岸の大岩の下から支点を
掘り出して25mの懸垂で終了。

<感想>
異様な暖かさが続いたので、錦滝の崩壊は春の姿である。
冬眠中の熊も、春がきたかと思って出てきたのだろう。
林道歩きの帰り道、甲府盆地を取り巻く山々も、標高2000m
以下には雪も無く、黒々としていた。寒い日がしばらく続くことを
待つとして、来週はアイスクライミングは中断、唐音沢は来年
やろうと思っています。
以上

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