層雲峡アイスツアー

日程
2001年12月22日(土)〜24日(月)
メンバー
(旭川山岳会)堤拓哉、他
記録
(旭川山岳会)堤拓哉
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


堤@旭川山岳会です。
22〜24日と層雲峡でアイス三昧でした。
3日分なので、長文です。

天気は連日晴れ続きでしたが、最低気温は旭川市内でもー20度程度を記録するなど、
ギンギンに冷え込みました。

<日程>    2001年12月22日(土)晴れ
<場所>    層雲峡/万景壁の滝、バニシングムーン
<メンバー>  旭川山岳会/石井昭人、堤拓哉
<ギア>   (バイル)シャルレ/パルサー、カジタベント、クォーク、アクサー、
       (アイゼン)グリベル/ランボーモノ、シャルレ/M10
<記録>
「万景壁の滝」 氷結状況 △

1DAYで万景壁の滝とバニシングムーンを登るために、旭川を05:30に出発。
道路からの遠望では氷結してそうな万景壁に取り付くも、氷結悪く撤退しました。

下まで繋がっているかと思われた下部は70度くらいのツルツルのスラブに薄っすらと雪がのってい
るだけ。上部も岩が透けてみえる垂直のベルグラが20mほど続く。
ムーブはなんとかこなせそうだが、プロテクションが全くとれなさそう。
無理して突っ込む必要も無いので撤退。

取り付きから50mロープで足りそうな高さでした。
R39の層雲峡手前にぶら下がる、見栄えのする滝ですので、すぐにわかります。

「バニシングムーン」  6−〜6 氷結状況 ○

取り付きまでは雪が少なく、ツボ足で登る。
本日を除けば1ヶ月間アイスをする時間がとれない石井がリード。
2本目までアックステンション無しでスクリューをセットするが、ギンギンに冷え込んだせいで、B
Dのハンドル付きスクリューでも両手で回さないと入らなくなり、以降はフィフィ使用。
石井は得意の引っ掛けで、あまり氷を壊さずに楽々リードして終了。うーんさすが12クライマー。
氷質は表面が堅いガラス氷。
フォローの私はしっかり打ち込まないとバーティカルは登れないので、バイルを振り回して氷をガン
ガン壊しながら登り、しっかりパンプしました。要修行。

すばやく下降してクールダウンのため他の滝へ転戦。
とりあえず銀河の滝の駐車場に行き、ふと足元をみると私のプラブーツのつま先がパックリと割れて
いる・・。(T_T)
石井には申し訳ないが、旭川に撤収。

割れたプラブーツはグレーのローバチベッタ。使用期間5年。高所登山2回使用。
ちなみに友人2名が同じ靴で割れています。正月山行前に割れてよかったととりあえず納得。
旭川の「山工房」にて、懲りずに旧モデルの青色ローバ(¥23000)を購入。


<日程>    2001年12月23日(土)晴れ
<場所>    層雲峡/錦糸の滝、銀河の滝
<メンバー>  旭川山岳会/堤拓哉 他11名

「銀河の滝」氷結状況 ○ 雪が少ないので1p目はいつもより長く、
2p目の雪田部も氷がでています。50mロープでほぼ目一杯の4pになります。

「錦糸の滝」氷結状況 ○ 成長途上なので、表面に水が流れています。

銀河の滝と錦糸の滝に分かれ、トップロープを張って初心者のトレーニング。
銀河の滝の渡渉は駐車場から200〜300m上流にいくと、なんとか渡れる場所があります。
それでもオバハン一人が浸かりましたが・・・
初心者は女性ばかりで、嬉しいやらなんやら複雑です。
どこの会もそうだと思いますが、最近はアルパインクライミングを始める男は入会してこないです。


<日程>    2001年12月24日(月)晴れ
<場所>    層雲峡/雲井の滝
<メンバー>  旭川山岳会/堤拓哉、他3名
「雲井の滝」 氷結状況 F1○ F2○ F3△
F1 4+〜5 F2 3+〜4 F3 ?

二手に別れ右岸、左岸からサクサク登る。冷え込みも緩み、スクリューの入りも良い。
F1は下部はシャンデリア混じりですが、上部の垂直部は◎です。
F2は発達よく、いつもと違い楽しめます。
F3は氷結がイマイチ、下降点の確保が面倒なので諦める。
F3右岸の氷の庇(フーフーハング)の成長がよいです。
氷も厚みがあるのでプロテクションも良いのがとれると思います。

帰り際、氷漬けのバイルの落し物を発見。掘り出してシャルレパルサーをGET。
腐食しており、リードには使いたくないですが・・。


12月30日〜1月4日に3名パーティで利尻に行きます。
ルートは長浜尾根ダイレクトリッジ〜頂上ローソクリッジの予定です。
札幌登攀倶楽部をはじめ、ACMLのメンバーで行かれる方がいらっしゃいましたら、
なにかとよろしくお願いします。

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