韓国/インスボン・ソニンボン・ソウンサ

      
日程
2001年8月11日(土)〜19日(日)
メンバー
(はりま山岳会)竹谷、松垣、広畑
記録
(はりま山岳会)竹谷
写真
★ 広畑
★ ソニンボン
★ 禅雲山の岩場
ルート図
なし

<山 行 記 録>


はりま山岳会の竹谷と申します。いつもアルパインクライミングホームページを楽し
く拝見させて頂いてます。

 今年の夏の記録で申し訳ないのですが、よろしくお願いします。韓国に行ってきた
んですけど有名なインスボンだけじゃなく、インスボンから車で15分くらいのとこ
ろにあるソニンボンに登ってきました。ソニンボンは、インスボンよりも傾斜がきつ
く、スケールも大きいので、僕はインスボンより楽しめました。ソニンボンのスカイ
ウェイルートは、クラックとフェースが交互に現れ変化があって楽しめました。
ちょっとヨセミテ気分を味わいたい人には、お勧めです。
 あと、禅雲寺の岩場にも行ってきました。ここは、フリークライミングのエリアで
10マイナスから13まで幅広いグレードのルートがそろっています。僕は、鳳来に
行ったことがないのですが、写真で見た感じでは、鳳来のような岩質のような気がし
ます。快適なガバホールド多数の前傾壁でした。韓国の中では、かなりメジャーなエ
リアのようで総ルート数は、250本以上で韓国で一番大きなエリアだそうです。

<韓国クライミングトリップ> 8/11〜8/19
山域/山名:韓国、インスボン、ソニンボン、ソウンサ
目的: 山行種類:個人山行
山行期間:2000年8月11日〜8/19
8/11 日本〜船〜釜山 8/12 釜山〜ソウル 雨 
8/13 ソウル 雨夕方からインスボンの山小屋へ移動 
8/14 午前中は、ガスのため岩が濡れ濡れ!午後からクライミング(医大ルート7
p)
8/15 雨 ソウルへ下山
8/16 ソニンボン スカイウェイルート登攀9P
8/17 ソウル〜コーチャン〜禅雲寺 
8/18 禅雲寺の岩場(フリークライミング)ハング!夜、釜山へ移動
参加者:竹谷、松垣、広畑

8/11 日本〜船〜釜山 (記:竹谷)
今日からいきあたりばったりの計画を実行する日が始まる。僕と松垣さんでだいたい
こんな感じで行こうかぐらいしか計画を立ててない。広畑さんにいたっては、行き先
が韓国であるということだけ、それ以外はほとんど知らない(そんなに信用しても
らってもなあ)まあ、なんとかなるやろ^^
8/12 釜山〜(セマウル号)〜ソウル 雨 (記:広畑)
8/13 ソウル 雨夕方からインスボンの山小屋へ移動 松垣
8/14 午前中は、ガスのため岩が濡れ濡れ!午後からクライミング(医大ルート7
p)
8/15 雨 ソウルへ下山(記:竹谷)
8/16 ソニンボン スカイウェイルート登攀9P(インスボンより傾斜が強い花崗岩
の岩場 でかい!)(記:竹谷)

 今日は、雨だから移動日にしようと決めていたが朝起きてびっくり!のわんと快晴
じゃないの!澄み渡る空を眺めていると無性にクラックにハンドジャムをきめたく
なった。
 「ソニンボンに行こう!」朝食を食べてる時に僕(竹谷)が言い出して決定。いき
なり予定変更でソニンボンに向かう。
 ソニンボンは、インスボンと同じ方面にありソウル市内から30分くらいで到着で
きる。
ここも国立公園なので金を払って入場する。歩き初めて一時間ようやく岩場の取り付
きに到着する。広畑さんは、スゴイ汗っかきTシャツからパンツまで汗だく。まるで
シャワーでも浴びてきたみたい。(Tシャツを絞ったら汗が、ジャバッと出るほど)
不快度指数100l!!(広畑さんのみ)

 岩場の全体を見渡すとスケールがかなりでかいのがわかる。傾斜は、インスボン以
上で下から上まで切り立っている。このルートの特徴ともいうべき美しいクラック
(3P目)が見える。でかい岩場の持つ迫力が、ズン!と胸にくる。これが、海外ク
ライミングの醍醐味かな^^目指すは、スカイウェイルート(9p)三人で三ピッチ
ずつ平等にリードすることにした。じゃんけんで3P目のクラックを広畑さんがリー
ドすることに決定。なにげに不安そう(この不安は、その後見事に的中する…)
 1ピッチ目、松垣さんリード。簡単なダブルクラックを直上してクラックに沿って
右上して登ってく。そして、トラバースしてビレイポイントなのだがトラバースポイ
ントを見誤り、いったん登ったクラックを決死のクライムダウンをするはめになって
結構時間をロスした。でも、あれはわからんぞ〜。

 2P目竹谷リード。 しばらくは、フェースその後はクラックを登り、小さな振り
子でビレイ点へ。俺は、サクッと登ってやると息巻いていたが出だしのトラバースが
激コワ!!7〜8メートルランアウトしてたかな。しかも、いいハンドホールドほと
んどなし。恐怖のせいか10bの核心ぐらいはあったように感じた。絶対に落ちられ
ない局面である。遠いフットホールドに足をかけ乏しいハンドホールドで微妙な体重
移動を迫られる。そこからさらに一歩登って古いリングボルトにクリップ。あー恐ろ
しい。そして上のクラックを登る。小川山のパピヨンみたいな感じのクラックだ。登
るにしたがいクラックの奥行きがなくなりプロテクションがセットできなくなって行
きずまったところで、あることに気が付く。となりのあのクラックは…。登るべき正
解のクラックがあれでこのクラックが間違いということだ。うげ〜!しばらく考えて
パンプする前に振り子でとなりのクラックに移動する。
 ビレイポイントについた時は、すぐにロープアップすることが出来ないぐらい疲れ
果てていた。ランアウトとルートファインドミス、怖かった〜。

 3P目は、広畑さんリード。ハンドサイズの美しいクラックが20m以上続いてい
る。かなり慎重にプロテクションをセットして登っていく。その登りっぷりは、落ち
着いていてしかも、安定している。かっこいい!!ハンドクラックが狭まりナッツを
セットするぐらいのクラックになったころペツルのボルトが近づいてきた。ペツルの
手前がもっとも厳しく体勢も不安定。広畑さんもかなりプルッるてるのが下からみて
もわかる。このピッチは、広畑さんにとって限界グレードなのだ。(今まで5.9のク
ラックしか登ったことがない。なのにこんなところで10aのクラックになぜかチャレ
ンジしてる。うーん不思議^^)厳しい体勢で体を伸ばして、ペツルに手が届く直前
!!ヌンチャクを用意してなかったためプルプルが最大限のとこまできて手足をばた
つかせながら大フォール!!ナッツで止まった。
 「うぇ〜!」とうめき声が聞こえ「肋骨が折れたかも…。」などと言っている。し
ばらく休憩したあともう一度フリーでトライするが、チキン病が再発したのと腕がパ
ンピーになってたのでエイドで登ることとなった。
 そこから一時間、時々「降りたいよ〜」という切ない視線を広畑さんは、僕に送り
ながら、ひたすら黙々と登ってビレイポイントへ。その間、僕はソウルの町並を眺め
たり、時折夢の世界へと旅立とうとする松垣さん(※ビレイ中)を引き止めたりして
時間を潰す。広畑さんお疲れ!ナイスクライミングでした。
 4P目、5P目をつなげて竹谷がリード。ボルトはしごを人工で軽々と登る。最後
のスラビーが、ロープの重さで落ちそうになった。おっとっと!
6P目松垣さんリード。気持ち悪いを連発しながら10メートルくらいランアウトし
ながらスラブを登ってトラバース。簡単なんだけど落ちると…それは、考えないほう
がいいかも。まったく韓国人は、どんな神経をしてるんじゃ。
7、8、9P目は、簡単5.7、5.8くらいかな。ただし、最後のピッチを登るころには
もう真っ暗でした。

 頂上からみたソウルの夜景は、とても綺麗でした。ソウル市内のどんなに高いビル
よりも高い夜景スポットだ。ガイドブックに載せりゃいいでないの。^^
 時刻は、20:00。これだけ遅いともう焦る必要もない。
下りも下降点がわからず、迷いまくる。下を覗き込んでも暗くて何も見えん!苦労し
ながらもなんとか下降。登山道の脇にある井戸水がめちゃうまかった!

8/17 ソウル〜コーチャン〜禅雲寺 (記:広畑)

8/17禅雲寺の岩場(フリークライミング)ハング!夜、釜山へ移動。 (記:松垣)
朝目覚めると私は床の上に寝ていて、TとHはダブルベッドにふたり仲良く寝ている
(ふとんはふっとんでいたが)。なんか理不尽さを一瞬感じたが、まいいかと思い朝の
異常に弱い二人を起こして部屋を出る。YHのフロントに岩場の場所を聞くがコミュニ
ケーションがいまいちで、結局どっちに行けばいいという程度の情報しか得られな
かった。

YHを出て近くの飯屋で朝にする。私はうどん系を異常に欲っしていたので、メニュー
の絵をみてそれっぽいのを頼んだが、出てきたのはおなかに優しいうどんとは真っ向
勝負のゲキカラヌードルだった。なんか遠くを見たくなる。T&Hは「かれーかれー」
といいながらもガツガツ食っていた。ついてけねーよ。
 店を出て禅雲寺のほうに歩いていくと、自転車を何十台も並べている店がある。も
しや?と思い聞いてみるとビンゴ!レンタル自転車屋だった。機動力アップでうれし
い。あっというまに岩場の登り口まで到着。自転車を捨て、そこからはよく踏まれた
道が岩場まで続いていた。
 「きゃー」という女の子の叫ぶ声。おーやっとるやっとる。岩場の印象は、こうも
り谷に一番近いか?英語のすこし話せる親切クライマーに、岩場の概要を教えても
らった。さあ登るぞぉ。最初みんなで10aくらいのルートをやった。Hさん、最後の最
後で終了点をガッシと捕みマイオンサイト。みんな(韓国人含む)からブーイングを浴
びる。そのあとは、各自のレベルで適当に登った。Tは看板ルート11bをオンサイトし
てあいかわらず調子がいい。そのあとは12台のルートばっかりやっていた。Mはなぜ
か11aがオンサイトできて「うそ?」って喜んだのも一瞬で、先の11bを何度やっても
登れず。やっぱこんなもんです、はい。昼間になると強烈に暑く、女の子以外はみん
な「ら」族と化していた。Mも初めてはだかで登ってみたが、これはこれでなかな気
持ちがいい。女の子と言えば、Tが「倉木麻衣がおるでー」というからそっちを見て
みたけど???昨日の宇多田ヒカルといい、なんかズレてねーか?バスの時間一杯ま
で登って岩場を去る。

 大汗かいてYHに荷物を取りにいったら、フロントのおにーさんが冷たいお茶をペッ
トボトルで差しいれてくれた。感謝!で、バスに乗ったまではよかったのだが、コー
チャンのターミナルとは反対の方向に走っとるではないか!でもまぁぐるっと一周し
ていくんだろーくらいにノンキに構えていたらだんだん人が減っていって、田舎のど
まんなかに停車して我々だけになってしまった。そしてコワそうな運転手が我々の方
に向かってくるではないか!そしてひどく聞きとりにくい英語で自分が佐世保にいた
ことがあること、外に見える赤いものはトウガラシであること、我々は友達だという
こと等々、、要するに話がしたかったらしい。そんなんどーでもいいから早く出発し
てくれー。
 そしてバスは定刻に再び出発し、今来た道を忠実に戻っていった。結局タクシーな
ら30分あまりの禅雲寺−コーチャン間を二時間以上かけて走ってくれたわけだ、とほ
ほ。(でもこのおっちゃんはめちゃいい人で、途中バスを突然停めて店に入ってい
き、我々のためにおやつを買ってくれたのである!これにはどう感謝していいのやら
言葉がみつからないほどだが、ひとこと言いたい。
「おっちゃん、お茶も買ってきてほしかった」)

で、バスでクァンジュに出て、釜山行きの高速バスに乗って、午前2時頃着。T曰く猫
を飼うピグモンおばさんが番をしているホテルにチェックイン。何故かここも湯が出
ない。行水して爆睡。
8/19 釜山〜日本 竹谷

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