マチガ沢/東南稜

日程
2001年9月30日(日)
メンバー
(クライミング上だクラブ)尾崎、上田、川崎、宮崎、木内、大久保、本間、石田
記録
(クライミング上だクラブ)石田
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


念願の本ちゃんデビューとして谷川岳マチガ沢東南稜へ行ってきました。

<日程>平成13年9月30日(日)

<コースタイム>

  マチガ出会6:00〜要の滝上テラス10:00〜終了点11:30 〜稜線12:00〜
トマ耳13:00〜マチガ出会16:00 

<チームメンバー>
クライミング上だクラブ:尾崎、上田、川崎、宮崎、木内、大久保、本間、石田

概況:
前日より天気は晴れで基本的に岩は濡れていない。沢の流れはチョロチョロ程度です。しかし。
濡れているところは苔?でけっこう滑ります。雪渓はなくなっていました。浮き石多く、落石
に注意した方が良い感じでした。マチガは核心の東南稜よりも沢登りの核心の方が難しく感じ
られた。

早朝、空は曇りだがたまに陽も差す。早々に準備し出合へ車を移動する。出会いから沢沿いに
遡行する。
沢を登り、S字を過ぎるといよいよ核心の沢登りルートが見えてきた。S字を沢沿いにショート
カットしながらやり過ごし、スラブ状の滑滝を登り、快調に高度を稼ぐ。ここまではそんな難
しく感じられなかった。
3の沢を過ぎて沢登りの核心に入った。先行パーティがロープを出して取り付いている。右岸
から直登する。4段くらい滝が連続してる。中にはホールドの小さい垂壁もある。恐いのでロ
ープを出してもらい、核心をやっつける。残置ハーケンが随所にあり、けっこう古い。いつく
らい前のだろう?
しかしビブラム登山靴のため岩だとけっこう滑る(単にバランスが悪いだけ^^;)。こんな
とき、フラットソールと同じ素材のアプローチシューズ(ソールがイボイボのやつ)はかなり
調子良いらしい。

4の沢の出会いをすぎ、幾つか滝をやっつけると東南稜下の30mの滝にでた。チームのみん
なは右岸をやっつけようとするが、濡れていて悪く、かなりてこずっている様子。僕はへば
ってたのと自信がないのでまよわず左岸から巻いたが、浮き石が多く、落石にヒヤヒヤしな
がらどうにか巻いた。
滝をすぎると、モレーン?のように小高い丘があり、本谷がどっちかわからなくなった。小
高い丘を少しあがると東南稜が見えたので右からあがった。ガスってたらたぶん分からなか
ったかもしれない。

そして東南稜。先行パーティ6名様と2名様が取り付いていた。2名様のリードとビレイのや
りとりは漫才みたいで面白く、みていて飽きなかった。

本隊、3人×2、2人1パーティーの合計7人で取り付き。
1ピッチ目は凹角を登り頭を抑えられたところで右のフェースへ。ホールドは全体的にガバ
が豊富でとても登りやすい。グレードは5.7くらいなのでしょうか。ところどころホー
ルドがグラグラしたりしたので確認しながらホールドを使った。テラスにはビレイ用残置
があるがこれも古い。フリーの時みたく残置に体重を預ける気になれない。

 2ピッチ目は、右のクラックから登った。ここもホールドは豊富。ガバがいっぱいであ
りがたや。その上にちょっとかぶったとこがあるがここもホールドが豊富で不安はないで
す。ここも5.7くらいなのでしょうか。
 
3ピッチ目リッジを登る。ここが一番見晴らしが良い。景色の良さと達成感のあまり思わずニ
ヤニヤしてしまう。1〜3ピッチそれぞれ45mロープがいっぱいになることはなかった。
踏み跡を10分位で国境稜線に出た。西黒尾根〜巌剛新道をバテバテにゆっくり下る。3時間
かかってしまった。

マチガ沢〜東南稜は1本で沢登りと岩両方楽しめるので良い所だと思います。でも完璧に登
攀目当ての場合だと沢登りでウンザリといった感じもあるみたいです(笑

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