剣岳/チンネ・八ツ峰/VI峰

日程
2001年8月10日(金)〜14日(火)
メンバー
(ARIアルパインクラブ)鈴木輝、山中
記録
(ARIアルパインクラブ)鈴木輝
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


スズテルです。

もうちょっと詳細報告を。

|−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
|日程  |8月10日(金)〜14日(火)
|リーダー|鈴木輝
|メンバー|鈴木輝、山中
|ルート |剣岳 チンネ・VI峰フェース
|行動予定|10日 室堂−熊の岩
|    |11日 チンネ左稜線
|    |12日 VI峰Cフェース剣稜会
|    |13日 VI峰Dフェース富山大、Aフェース中大
|    |14日 室堂に下山
|内容  |登攀
|−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

入山日は別山平から雨にたたられて次第に土砂降りの雨に…びしょ濡れになり
ながら寂しく熊の岩を目指すツライ一日。そうそうアルペンルートは恵川さん
パーティーとご一緒させていただきました。

11日の左稜線はがんばって出発したので2パーティー目で取り付くが核心手
前で先行パーティーが先を譲ってくれたのでありがたくトップに。核心手前の
ピッチはピナクルの上を忠実に越えるのが正規ルートなのだろうがうちらは右
側から下り気味に回り込むがなかなか難しいクラックを越える羽目に。核心部
分は小ハングの下がちょっと難しいがピンも多めで気持ちは大分楽です。レベ
ルもV級なので十分フリーで行けます。

完登後は池ノ谷乗越から剣頂上を往復してから熊の岩へ。ガスが濃いのでテン
ト場に辿り着くのもなかなか大変だ。ヤマさんはなかなかハマっていて大変だっ
たそうだ。

12日は朝から雨、ふて寝を決め込むが雨が上がったのでCフェース剣稜会へ。
特に難しいところはないが、取り付いているパーティーが多いからだろうかちっ
とも先に進まない感じでイヤになってくる。雲行きが怪しいのでなおさらその
感が強かった…。案の定終了点で雨が降り出しカッパのお世話になる。そうそ
う5・6のコルへの下降ルートはみんな懸垂使ってましたけど、うちらはフィッ
クスのある巻き道をつかって降りれました。コルに向かって左手にフィックス
が張ってあります。

13日は晴れ。まずDフェースへ行く。下部はどっから取り付くのか今ひとつ
はっきりしないがヤマさんリードで濡れたかぶり気味の岩場を突き進む。この
1ピッチ目が一番難しかったかな。上の核心はなんだかあっけなく終わっちゃっ
たしIV級位にしか感じなかったな〜。ちょこっとルート外れたのかな??

続いてAフェース中大へ。1ピッチ目の下部はフェースを左上してバンドに出
てから右にトラバースしてクラック沿いを登る。どうもトポの記述とは違う感
じだが、、、クラックは”これでもか!!”って位ハーケンが人工間隔で連打
されているがボロイのも多い。大体手足の突っ張りで登る部分が多くてなかな
か難しい。左稜線やDフェースの核心よりは絶対に難しいと思うんだけどな〜??
2P目は凹状のフェースを1カ所悪いフリーで越えてから魚津高ルートに合流。
3P目で頭まで抜ける。今回登ったルートの中では一番手応えがありました。

14日 渋滞をおそれてさっさと下山。恵川さんとばったり行き会い少し話し
てから(僕らの隣のテントの人は”藪内さん”だったらしい、、、この方白馬
主稜でお世話になったホンダの方ですね〜全然気がつきませんでした)室堂へ
ゼーゼーハーハー言いながら突き進む。なかなか苦しい下山だ。

ってな感じです。

★ エリア別山行記録へ戻る ★ INDEXへ戻る