Aiguilles du Midi Arete des Cosmiques

日程
2001年2001年7月30日(月)
メンバー
(ARIアルパインクラブ)原、豊山
記録
(ARIアルパインクラブ)豊山
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


豊山です。

かなり長いので、暇つぶしにでも読んでください。
山行記録)

29日(日)6:40 zurich airport着
 スイス入国審査はパスポートにハンコウを押してもくれず、入国は素通り状態
ちょっと寂しい。
すぐにレンタカーを借り、スイスの高速道路へ一路chamonixへ向かう。
Parkingで食べたパンのおいしいこと。店のおばさんもやさしげ。お土産にスイスの
国旗をもらう。うーんいい国だ。。
スイスの高速は無料!すばらしい。景色も牧歌的というか初めは中央道を通って八ヶ
岳へ向かう様相を呈しており、その後は北海道の牧草地帯といった感じ。日本に似て
る。4時間弱でchamonixへ到着。
次の日の準備!

明日はMont Blanc de TaculのNorth Face Triangle の予定!(だった。。。)

Aiguilles du Midiの山頂駅に着く。高度順応が早くない自分をしってるだけに不安
があったが
体調は絶好調!よしと確認後、Midiの東稜を下降プラトーを横断North Faceに取り付
く斜面をあがる途中
足があがらなくなる。。ぜーぜーはーはーと全員を律速する自分がいた。
原リーダの判断の元、悲しくもルート変更、Tacul の一般ルートとAiguilles du
Midi Arete des Cosmiquesへ
2Pに分かれる。

ルート1) Aiguilles du Midi Arete des Cosmiques
日程)7月30日(月)
メンバー) 原、豊山
 雨宮、石崎、前田PのNorth Face Triangle の奮闘を後ろに残し、Taculのnormal
routeへしかしそれでも歩みののろさに時間的余裕を考え、途中で引き返しAiguilles
du Midi Arete des Cosmiquesへ。
原リーダの計らいで、普通の取り付きからではなくRefuge de Cosmiqueのさらに先の
尾根先端から取り付く。
尾根先端はコンテで登る。2〜3級程度の岩場が続く。その割には息が苦しく足があが
らない。つらい。。
1歩1歩の歩みが重い。しかし、眺望がすばらしい。青い空山々の白い雪稜がまぶし
い。岩の感触がここちい。がっちりした花崗岩日本の岩と違い、結晶が大きい。アル
プスを作り上げた造山運動を考えると楽しくなる。
Cosmique小屋のテラスに突如でる。テラスで休んでいた登山者は突然の珍客に驚いた
風もなく暖かく迎えてくれたように思えた。小屋番はちょっとびっくりしている。そ
のまますどおりして、Arete des Cosmiquesの取り付きへ。
最後なのか、人影はない。登山靴での登攀。2〜3級のピッチが3ピッチ、
コンテで登る。
初めの1ピンが取り付きから見える。その後は見当たらない。苦しいけど楽しい登
攀。原さんルートファインディングをものともせず登っていく。頭の中に地図が描か
れているようだ。岩は花崗岩フリクションがよくきく。ガバが豊富。
懸垂を一回して、雪稜を上昇。稜線に上り、最後の2Pちょっとしょっぱそう。前に
3Pほど詰まっている。カムを使っている。カムはすべて、雨宮Pに預けてしまったた
め、手元にない。
リードを原さんがかわってくれると申し入れを受けたが、あまりにも苦しいのでお断
りする。垂直気味の岩を5m程度のっこす。丁寧に探すと手、足のスタンスはばっち
りある。残置もある。ここを越えると次のピッチへ。
次のピッチも一箇所越えると快適な3級くらいの快適なガバ、ガバ。最後はコンテで
最後の支点へ。。。
終了点は劇的、Mideの展望台へ鉄梯子を登って終了!
観光客の子供に周りをくるくる回られながら。登ってよかった。。2パーティ前に
登っていたキュートな女の子と談笑。

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