南稜フランケダイレクト〜中央稜(継続)

日程
2001年5月21日(月)
メンバー
(月稜会 )角屋貴良、その他
記録
(月稜会 )角屋貴良
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>


月稜会 角屋です。今、一の倉から帰ってきたところです。
南稜フランケダイレクトと中央稜の継続をしてきて、くたびれました。

5月21日(月) 快晴

ロープウエーP(6:00)−出合い(6:40−7:00)−南稜テラス(7:40
−8:00)−馬の背リッジ(10:30)−南稜テラス(12:00)−中央稜取
り付き(12:20)−中央稜終了点(14:20−14:30)−取り付き(15
:30)−出合い(16:00)−ロープウエーP(16:40)

 センター前のゲートはしまっているので、出合いまで歩く。テールリッジはかなり
埋まっているし、シュルンドもあいていないので、アプローチはらくちん。もう凹状
と南稜には1パーティずつ取り付いている。我々も、暑くて汗がダラダラ流れている
が、すぐにスタート。

1P目。鎌型ハングのど真ん中の凹角を登り、ハング下で右にトラバース気味に乗越
す。難しくはないが、薄い岩がブッシュの中にはまっている感じで、引っ張ると抜け
てしまいそうで恐い。その上はバケツのブッシュを登って枯れ木のあるハングしたで
ビレイ。 

2P目。つるべで、K君がリード。枯れ木の上にたって岩に取り付くが、枯れ木だと
思っていたら、芽吹いていた。なんだかかわいそう。後は、普通のW級。

3P目。ハングが近いので、4P目も登ってしまう。終了点は足場が悪いのでブッ
シュの中の潅木でビレイ。

4P目。ハングの切れ目からハングの上へ。リードのK君。残置支点が見つからず
ハーケンを打っている。

5P目。簡単な凹角。左上に、馬の背を登るパーティーが見える。

6P目。K君。ハング下を左上して馬の背に出る。出るところがちょっと難しい。上
部もルート図より1ピッチ少なかった。

まだ時間が早いので、予定通り中央稜の継続に向かう。馬の背をクライムダウンし
て、懸垂点へ。

凹状に取り付いていたパーティはどうやら北稜へ降りたらしい。

1P目。ジャンジャン登る。2P目。K君。がしがし登る。3P目。ひょこひょこ登
る。4P目。チムニーをK君がよいこらショと登る。

5P目。私は、ここから上には行ったことがない。先輩が「この上はつまらないから
帰ろう」といって、登らなかったのだ。ガレた登山道のような感じ。

6Pめ。K君が右のほうが面白い、と言い、右のフェースを登る。V+ぐらい。

7,8,9Pは、ガレの中をひたすら登り、稜線へ。くたびれた。下降は同ルート
を。上部はロープが引っかかるので短くピッチを切り、慎重に下ったのだが、1回登
り返してしまった。
1日20ピッチが目標だが、まだ達していない。でも、予定通り継続できたので満
足。

滝沢、本谷はブロック崩壊中につき、注意。

<PS>

実は、家に帰ってルート図を読み直していた
ら、「南稜フランケダイレクト」の最後の2ピッチは「YCC左ルート」だったこと
が判明しました。登っている時、変だなあ、とは思っていたのです。

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