雲綾第1

日程
2000年7月23日(日)
メンバー
(新潟クライミングクラブ)安藤、OB
記録
(新潟クライミングクラブ)安藤
写真
なし
ルート図
なし

<山 行 記 録>



 安藤@NCCです

 以下記録です。
 NCC・・新潟クライミングクラブ
 NUAC・新潟大学山岳部

 23日・日曜日
 雲稜ルート・・安藤、OB
 中央稜・・・マーチン、鈴木(NUAC)
 南稜・・・篠原(NUAC),佐藤、田中(NCC)
 前日、得意の「よふかし」をこなして、相変わらず出発が遅い。
 風もなく、蒸し暑いテールリッジが辛い。衝立にはすでに昨日オーバータイ
ムに取り付いていたパーティーが古門ルートに取り付いている。

 一ピッチ目はOBがリード。抜け口がやや悪いが、支点はしっかりとしている。
 二ピッチ目、安藤リード。ハング下までフリーで行く。年金ピトンも多いが、
選べば問題なし。ザイルの張り方に注意すれば、それ程苦労も無く越えられる
が、このハングをフリーで登った方が居るなんて信じられん!支点もしっかり
していて面白いハングである。
 この後、ずーっとつるべで行く。
 
 第二ハング越えの三ピッチ目は、ハング手前のフリーのトラバースが、浮い
たフレークだらけでやや悪い。OBがやや疲れ気味でピッチが上がらない。

 四ピッチ目、ピトンが遠い所があるが、身長がある我々には何とか届く。終
了点へのフリーのトラバースには思わずつかみたくなる、浮いた巨大フレーク
があるので注意(簡単に手で動く)。
 
 第三ハング越えの五ピッチ目、途中でOBが熱中症にかかり、フラフラしなが
らも、時間をかけてなんとか越える。
 ボサテラスで持ってきた水を全身に浴びてしばらくすると回復。
 
 六ピッチ目の湿ったルンゼ登りが悪いが、涼しくて気持ちいい。

 七ピッチ目の洞穴ハング越えには、やや回復したOBが気合いで挑むが、やや
時間がかかる。
 簡単にお辞儀するピトンもあるが、残置は豊富で選びながら登れる。この頃、
一雨打たれ恵みの雨となる。背後には虹がかかり、それより高い所にいる自分
たちにも驚く。
 八ピッチ目終了点で大休止。途中でかなり体力を消耗したOBはフラフラ。
 意外と悪い九ピッチ目を登り終了。この時すでに18時を回っている。

 中央稜を下っている途中で再び雨となる。ヘッドランプで中央稜をひたすら
シングルザイルで下り、取り付きには20時半頃着。テールリッジを下り始め
ようとした時に、猛烈な雷雨に合いテールリッジ上の平らなところでビバーク。

 水は本当に浴びるほどあるし、食い物もあるので、昔の現役時代の馬鹿話に
花を咲かせてツェルトで過ごす。
 壁に口を当てて流れてくる水を飲んでいるときに、上からまとまって崩れて
きた、小砂利が安藤の安藤の胃へ流し込まれる。22時頃寝るが、何故かダイ
レクトカンテを登っている夢をみた。今日月曜日、朝4時に起きて、出合に5
時半頃到着。昨日の砂利のおかげで今日は尻が痛い。


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