源治郎尾根

茅野労山しらびそ山の会/篠原、谷内、永田


<山行日> 2000年5月11日(木)〜5月14日(日)<記録> 篠原宏次



篠原@茅野労山です。
剣岳へ行って来ましたので報告します。
八つ峰の予定でしたが天気に恵まれず源次郎尾根を登りました。

日程:5月11日〜14日
参加者:L篠原、谷内、永田(茅野労山しらびそ山の会)

<11日>晴れ時々曇り
茅野から安房トンネル経由で立山駅へ。駅前の駐車場に車を停め、
室堂へ。平日でも室堂は多勢の観光客でにぎわっている。警備隊で
山タンを借出し、出発。
茅野6:00-立山駅10:00-室堂11:30-剣沢15:00

<12日>晴れのち雨
天気が崩れるとの予想で停滞。
昼前から風が出、雨が降り出す。時折遠くで雪崩の音がする。

<13日>曇りのち晴れ
夜中まで雨が残り、八つ峰は断念。目標を源次郎尾根と変更し出発。
源次郎尾根の中間ルンゼから取付くが、気温が高目の上、幅1M位
の雪崩溝があって気分が悪い。
ルンゼのつめに亀裂と雪庇が見えたので左の尾根に逃げ、尾根を詰
めるが、先程見えた小雪庇の処理にロープを出すはめに。
急な尾根を詰め上がるが、雪は腐り気味で、所々膝位までもぐり時
間を食う。T峰に出るとナイフリッジとなっていて、高度感もあり
そろそろとクリヤ。小広いピークで小休止、辺りを眺める。
U峰へ急な雪面を下り、急雪壁を登り返す。で、U峰へ出るとまた
もナイフリッジ。T峰より細く距離もあるので2ピッチロープを出
し、懸垂点へ。下降点の鎖はしっかり出ていた。
下降点からは、ここまで無かった連休のトレースがうっすら残って
いたが、相変わらずの腐れ雪に体力を消耗する。剣本峰は雪で本来
のピークより広々している。
時折ガスがかかるが見通しも利き、別山尾根を下降する。鎖場・ハ
シゴを下り、平蔵のコル、前剣と順調に下降。このころから日が射
してきて暑くなる。前剣の急雪壁を慎重に下り、後は惰性で一服剣
を越え剣沢BCへ戻り、ビールで乾杯した。
剣沢4:50-源次郎尾根-剣本峰11:10-前剣12:40-剣沢14:20

源次郎尾根は何度か登ったが、今年は雪も多く、トレースも無く新
鮮に感じられました。今年は雪も多く、休みさえ何とかなればまだ
雪山が楽しめそうです。

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