宮崎/比叡山/ナックルスラブルート

福岡(FYK)/蜂谷一彦、山本本官


<山行日> 2000年4月1日(土)〜2日(日)<記録> 蜂谷一彦



 蜂谷一彦@福岡(FYK)です。

 4/1(土)〜4/2(日)にかけて、宮崎県の岩場に行きました。 メンバーは、山本本官と蜂谷の2名。

 4/1(土)は、比叡山の「ナックルスラブ」ルート(X、205m)へ。 9:40に西鉄大橋駅で山本本官と合流。筑紫野IC〜御船IC 〜R445〜R218〜槇峰経由で比叡山の駐車に14:00前に到着。 快晴、絶好の登攀日和。

 駐車場から歩10分で取付へ。14:10、登攀開始。申し訳ないことに、 山本本官がザックを背負ってくれる。

 1P目、30mのスラブ、W+。私のリードで松の木テラスまであがり、 以降はツルベで登る。

 2P目、30mのスラブ、V。松の木テラスから右上のスラブに入るが、 山本本官は左側のスラブからブッシュを抜けて回り込んだ。

 3P目、45mのスラブ、W+。支点が少なく(ランニング2本しかとれず)、 怖い思いをする。私は、情けないことに直上できず、左側を詰めて 上部で右にトラバースしてピッチを区切る。

 4P目、45mのスラブ、W。右側からかぶり気味のところを越えて 這い上がる。ツツジの赤紫が満開で、色鮮やかだった。山本本官は、 ランニングを1本も取らずに上がったが、余裕みたいだった。

 5〜6P目は、すぐ上の立木のあるところで一度ピッチを切り、そして、 またすぐ上の、白くペンキ塗りされた2本のRCCボルトの所で再び ピッチを区切る。(ここは、本来は区切る必要はない) ここから右上にボルト連打をたどると「FYKルート」(通称・本官ルート、 5.10a)で、ナックルスラブルートは2本目のボルトの上から左に回り 込むように進む。そのあとは簡単なスラブが50m続き、「ナックルピーク」 と呼ばれる終了点に達する。16:00すぎに登攀終了。裏手の登山道 を約25分で駐車場へ戻る。そよ風が肌に気持ちいい、快適な登攀 だった。

 この日は、クライマーの宿「庵・鹿川」にお邪魔する。 「このワインは誰が持ってきたんね?」「ワイんじゃ、って言いたいん でしょう?」といった、宇土内谷が再氷結してしまうようなヤマイデさん のギャグが印象的だった。夜中の2時半頃まで飲みふけって寝た。

 4/2(日)は、朝から天気がぐずついていた。

 この日は、鉾岳の「美しいトラバース」下部と「4月の風」上部をつなげ て登ったが、風が強くて鼻水が出た。昼頃に登攀終了、キャンプ場の 駐車場に戻ったときには、ポツリポツリと降ってきた。天気は良くなかっ たが、とりあえずは一本登れたので幸いだった。

 山本さん、ありがとうございました。


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