伯耆大山/北壁/天狗沢・別山バットレス

はりま山岳会/松垣直宏、竹谷大介、山岡人志


<山行日> 2000年3月11日(土)〜12日(日)<記録> 山岡人志



 週末の大山北壁(天狗沢・別山バットレス)の報告です。 やさしいルートで楽しんできました。 雪が多く、状態もまあまあの北壁でした。 特に、天狗沢はこの4年で一番良い状態でした。 でも、急激に暖かくなっているので、状態は悪くなるい っぽうでしょう。

 土曜日は天狗沢へ。稜線でホワイトアウトとなり、雪庇 を踏み抜きそうで慎重に行動しました。 日曜日は朝はガスっていて別山バットレスの取り付きを 探しましたが、登っているうちに快晴となりました。冬 にこんなに晴れた大山は初めてです。

<天狗沢>

 今回は、氷は良く発達していた。松垣がずっとリード で登る。稜線までは、50 mロープで11ピッチ。1ピッチ 目が核心で氷がもっとも多い部分である。でもグレード はせいぜい3級マイナス、やさしいクライミングであっ た。あとは一部氷まじりの急な雪壁をひたすらつめるだ け。ブッシュがほとんどなくすっきりしていて登りやす いルートだと思う。稜線付近は全くのホワイトアウトで どこで雪が切れて空間がはじまるかもわからないような 危険な状態であった。雪庇を踏み抜かないように慎重に 行動した。

 ルートグレードIII級マイナス程度。50 mロープで稜線 まで11ピッチ。アイスピトンは4-5本で十分。スノーバ ーがあると確保のとき良い。確保用にピトンも数枚持っ ていったほうが良い。時間は3時間半程度。

<別山バットレス>

 小屋から取り付きまでずっとラッセル。麓までガスが かかっていて取り付きがよくわからない。取り付き付近 で他のトレースに合流し、そのまま尾根を登っていくと 先発の4人パーティであった。ルートを聞くとここは幻 のカンテらしい。我々はあぶみがないので、引き返し、 その右のバットレスの中央の稜をたどることにする。登 っているうちにだんだんと晴れてきた。大山北壁は全体 が真っ白になっており、海まで見渡せる。こちら側は北 壁側と違い日が当たっていてさながらスノーハイクの気 分であった。

 ルートグレードIII級マイナス。核心は100 mのミック ス壁だがせいぜい3級プラス程度。50 mロープで3ピッチ で別山頂上。ここからナイフリッジを1ピッチ。そこか ら数ピッチのやさしい雪壁で一般道へ。3時間程度。


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