戸隠/P3尾根

東海山岳会/藤田、森崎


<山行日> 2000年2月25日(金)〜26日(土)<記録> 藤田



 ACMLの皆さま、藤田@東海山岳会です。

 関東ネタが多いので、負けてはならじと投稿します。 (とはいっても敗退なんですけど・・・)

 戸隠P3尾根にいきましたが、上部岩壁手前で敗退してきました。

2/25 名古屋を9時半発

2/26 2:00AMに品沢高原着−5:00起き6:20st−16:25敗退開始−19:00車着

 薄ら寒い中、結構な量の雪をラッセル。1ヶ月前のP1尾根と大違い!

 ナマズ岩の下で25mfix。ナマズ岩は左の急なブッシュ帯を木登りラッセル。 次のマッコウ岩は正面ちょい左を登るが出だしで苦労する。 抜けのきのこ雪もえらい立派で大変でした(25m)。 続く雪稜は雪が極めて不安定で、きのこ雪をばっかんばっかん落とし ながらの奮闘的なfix50m。

 このころから、どんどん雲が下りてきて、雪&風が強くなる。 このfixのちょい先で、最後の立派な核心岩壁を「うぉ〜怖そ〜」と、 仰ぎ見てから下降を決定。駆け下る。

 天気が良ければ突っ込んだでしょうが、あの天候ではちょっと・・・

 ルートについてですが、 皆さん、ご存じかもしれませんが、地図の戸隠村と鬼無里村の境界にあたる、 「三峰」に突き上げる尾根はP5尾根で、その北の顕著な尾根がP3です。 僕らは知らなかったので、アプローチでだいぶ悩みました。

 登山大系には「ナマズ&マッコウ」ともに右から登るとありますが、 ナマズは左のルンゼ状のブッシュ(ブッシュまるけのルンゼ?)を、 マッコウは正面左側のぼろ岩〜きのこ雪を登りました。 どちらの岩も右側は僕らの実力では不可能と感じました。

 マッコウ岩からの雪稜は大系には何も記述がありませんが、 とっても奮闘的でした。雪の状態次第だと思います。 きのこ雪はだいぶ落としましたが、この週明けの雪でまた育ったかな?

 最後の特殊ボルトの岩壁は・・・触ってませんが、とっても「戸隠な」ボロ壁のよ うでした。 あーいぅーぼろ壁でぐらぐらの特殊ボルトにあぶみで乗るなんて・・・

 今週もしっかり降っているようですね。それでは失礼します。


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