エベレスト、2メートル高かった/米がGPSで測定


 米・ボストン科学博物館のブラッドフォード・ウォシュバーン名誉館長らの研究チー ムは11日、全地球測位システム(G PS)を使った精密測定により、世界最高峰 のエベレスト(中国名チョモランマ)の高さが、これまでより2メートル高い8、8 50メートルであることがわかったとワシントンの全米地理学協会本部で発表した。 同協会はこの結果を「最も正確」と認め、事実上「世界標準」とされる同協会作製の 地図には今 後、この標高を採用する。米中の政府当局もこの測定結果を認めている という。

 測定は、同協会などの支援で4年前に始まった。まず、標高約7、900メートルの サウスコルにGPS受信機を設置、継続観測を始めた。今年5月5日には、米登山家 のピート・アデン氏ら7人が頂上にGPS受信機を運び上げ、観測を行った。専門家 チームがこれらの観測データをもとに新しい標高を計算した。エベレストは毎年約6 センチずつ、北東方向に動いていることもわかった。

 これまでの標高は1954年、インドがエベレスト周辺12カ所で測定、結果を平均 したもので、以来、公式の標高だっ た。

 GPSは地球上の位置をきわめて正確に測定することができ る。かつて何十キロも あった受信機が手に乗るほどに小型化され、さらに超低温で働くリチウム電池の開発 で、エベレスト山 頂での測定が可能になった。(asahi.com 11月12日12:50)

ACHP編集部


★ お知らせへ戻る ★ INDEXへ戻る