シットハーネスでの事故

こんにちは、野村です。
 先週末に富士山で滑落事故があり1名の方が亡くなられております。
 あくまで伝聞の範囲とお断りした上で読んで頂きたいのですが、
 亡くなられた方は確保されていたにも関わらず、
 ロープから外れてしまい滑落されたそうです。
 軽々には言えませんが、ハーネスの折り返しを忘れたか
 使用されていたのがシットハーネスだそうなので
 先日の八ヶ岳の事故と同様のことが起きたのかも知れません。

 どうしてこうした(間違った)技術が伝承され、
 それによって一体何度同じ過ちが繰り返されたらいいのでしょう、、
 ACMLに登録されている方は意識の高い方が殆どでしょうが、
 GWも目の前ですし、特にリーダークラスの方は
 所属の会や都道府県単位での所属団体にて
 いま一度安全確認の機会を持たれては如何でしょうか?
 
 山も何時までも待ってはくれませんが、生きて鍛えている限りは
 いつかチャンスも巡ってくるかも知れません。
 その可能性を些細なことで潰してしまわれないよう、切に祈るものです。


川上@MSCCです。 HPのハーネスの解説に、神奈川県山岳連盟の指導者の方から頂いた指摘内容を注記しました。 ★ http://homepage2.nifty.com/mscc/minamisawa2004dec/minamisawa041230kawa2.htm 内容は以下の4点です。 1.先だってのシットハーネスにおける結び目の位置 2.カラビナの扱いについて 3.誤解されやすい危険写真への”悪い例”の追加。 4.シットハーネスとレッグ・ループ・タイプのハーネスについて ご指導くださった方・及びその内容は信頼できるものと確信しております。 しかしながら、結び 目の位置の件については、公開された文献・説明書・カタログなどが見つからなかったの で、その方法を完全に断定した表現にはしていません。 せっかく・ご指導いただいたのに申し訳ありません。大変恐縮です。 公開された文書が見つけら れなかった言うだけで他意はありません。機嫌を害さないで頂ければ幸いです。 尚・僕の判断で更に追加した注意事項も加えてあります。 最後の方はだんだんメーカーの Warning みたいになってしまいました。 ちょっと記述 に神経質なりすぎた・きらいがあります。しかし、レッグ・ループ・タイプのハーネスなら安全だ と信じ込んでいる方もいらっしゃるようなので、あえて記述しました。 野村さんからの速報・・・大変・残念です。 僕の事故詳細公開は、戒めです。 そうとう・かっこ悪いし・みっともない内容です。 ”お前がボケてるんだ、俺はそんなドジはしないよ!” って思ってる方もいると思います。 全くその通りで、そのとき僕はボケていて・ドジッたのです。 生涯ドジら無ければいいのです。 野村さんがおっしゃるとおり、”(間違った)技術が伝承され”というケースもあります。 正しい技術を知っていても実行していないケースもあります。(手抜き) 正しい方法を実行したつもりで、できていなかったケースもあります。(結び忘れ・掛け間違え) 僕の事故を思い出して、登る前に・降りる前に・ パートナーと安全確認をキチンとしていただ ければと思います。

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