FREE TREKのバインディング外れ

こんにちは

 過日のFREETREKバインディング破損事故ではないのですが、少しご注意を。
 滋賀県の比良山をFREETREKで登っていた時のことです。

 バインディングの3ポジションの内、もっとも前方のクライミングサポート 
を装着出来るポジション(登高のみのポジション)にしてアイゼンなしで急な 
斜度を登高していましたら、突然、ブーツにバックルで留めている部分が板に 
付いたレール部分から外れたのです。

 あせりました。もう破損したかと思った。

 ストラップはブーツにバックルで留めている部分に繋がっていますが、今回 
のようにスキー側と分離した時には、スキー側を流れ留める役にたってないの 
です。このストラップは板に直接付いていない。板だけサヨナラと何処かへ落 
ちていたかも知れない。

 登高時、バインディングのバックル側をレール部分で固定させているのは1 
本のバックルのような金具だけです。どうも、原因は3ポジションに固定する 
この金具の溝に雪が付着し、ちゃんと金具が溝に収まらないでいる時に下方へ 
力が加わり、金具が外れてバインディングのバックル部分がレールの下方にず 
れていき、スッポ抜けたような感じです。

 クライミングサポートの留めがスキー側にあり、そう簡単にはすっぽ抜けな 
いようになっていますが、私の体重で45度ぐらいの角度で乗り込み、過度の下 
方への力がかかったので、はずれたのでしょう。またスキーアイゼンをしてい 
れば、とれなかったかも知れません。それに、板とバインディングの間に幾分 
か雪が付着し、いろんな部分が正確に収まっていなかった時に起ったのでしょ 
う。

 当時は一瞬のことで前の3角のプラスチックを越えて抜けたのか、後ろにズ 
レてクライミングサポートを越えて抜けたのかハッキリ定かではないのです 
が、、、たぶん後ろにズレてクライミングサポートを越えて抜けた、と考えま 
す。

 理由は元に戻す時に、なんと後ろ側から差し込むとすぐ元の完全な状態に戻 
ったからです。(^^)
 で、山行はそのまま続き、最後に悪雪の谷の急斜面も問題なく滑降しました。

 くれぐれも申しますと、「ストラップは板に直接付いていない。再度このレ 
ールからの脱落がおこった場合、次は板だけサヨナラと何処かへ落ちていくか 
も知れない。」ということです。

 結果、小生はフリートレックも他の山スキー板と同様に先端部と後部にやは 
り細引きを通せるような8mm程度の穴を空け、どちらかの穴を利用してストラ 
ップを付けておこうかな、と考えているところです。

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