立山で登山指導研修/全国の教職員らが実習

小・中・高校などの教職員や青少年教育関係者らが、集団登山の企画・引率に必要な
基礎知識や技能などを身につける「集団登山指導者研修会」が18日、立山町芦峅寺
の国立立山少年自然の家で始まった。東京や神奈川、長崎など17都道県から参加し
た34人が、21日までの4日間、座学や立山連峰での実習を受ける。

同少年自然の家、文部科学省登山研修所が主催。初日は同少年自然の家で講義があ
り、専門家が集団登山の計画の建て方や救急措置の方法などについて指導した。

主任講師で飛騨山岳会所属の瀬木紀彦さんは「地形図の活用」と題し、実際に地形図
やコンパスを使いながら、等高線の読み方や登山用語などについて解説。「プロでも
ピンチになると読み方を間違えることがある。迷ってからではなく、常に現在地を地
形図で確認する習慣をつけてください」とアドバイスした。

参加者らは6、7人ずつの班に分かれ、19日から2泊3日の行程で、弥陀ケ原から
室堂、雄山、剱沢、雷鳥沢のコースをたどる。岩場や雪渓の通過や隊の引率方法、高
山植物の観察などを現地で経験し、指導者としての資質やマナーを高める。(8/19
asahi.com 富山)

ACHP編集部

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