立山カルデラを トロッコ列車巡り

火山活動と浸食によってつくられた、立山カルデラ(立山町、大山町)を砂防工事用
のトロッコ列車で訪れる体験学習会が今年も24日から始まった。この日は、県内外
から約40人の家族連れらが参加し、自然の偉大さに触れた。

立山カルデラは、弥陀ヶ原南東に広がるくぼ地で、岩肌がむき出しの荒々しい風景か
ら、「もう一つの立山」「荒々しい立山」とも呼ばれている。

今月から始まった学習会は、バス、トロッコの2コースがあり、参加者は危険防止の
ため、全員がヘルメットを装着。工事用資材や作業員を運搬するトロッコに乗り込
み、42回のスイッチバックを繰り返しながら約1時間45分をかけてカルデラ内
へ。標高約1200メートルの白岩下流展望台では、日本一の高さ63メートルを擁
する白岩砂防ダムや、有峰二の谷などの浸食の様子を見学した。

学習会は10月末までで、バスは先着順、トロッコは抽選。定員は各回40人。参加
費は大人1700円、小学生1000円。申し込み方法などの問い合わせは、立山カ
ルデラ砂防博物館(076・481・1363)へ。(7月26日 Yomiuri On-Line 
富山)

ACHP編集部

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