旧基準地図でGPS使うと遭難の可能性も 注意呼びかけ

衛星からの電波で自分の位置を簡単に知ることができる全地球測位システム(GP
S)を利用する登山者が増えているが、誤用でかなりずれた場所が表示される、意外
な落とし穴があることが分かった。夏山シーズンを前に日本山岳協会は3日、「道迷
いなど遭難につながりかねない」と、厳重注意を呼びかけた。

経緯度の基準を世界標準に切り替える、改正測量法が今年4月に施行された。明治時
代から整備されてきた測量の基準点と、世界的な整合性をもたせて構築された測地基
準とのずれがあるためだ。旧基準「日本測地系」による特定地点を「世界測地系」で
表すと、東京周辺の場合、北西方向に約450メートルもずれる。

国土地理院の地形図は00年版から経緯度を新旧の2形式併用で表示している。民間
の登山地図も、両形式のものが混在している。表示が世界測地系に統一されるのは3
年後とされている。

GPS計器の初期設定も、法改正に合わせて世界測地系で販売されるようになった。
このため、地図の形式に合わせGPSの設定を変えないと、表示にずれが出る。

GPS計器は登山用具店などで2万円前後から購入できる。海外登山や山スキーなど
に使用する人のほか、中高年の登山初心者らの購入も目立つという。(7月4日
asahi.com 09:54)

ACHP編集部

★ お知らせへ戻る ★ INDEXへ戻る