ビーナスラインのシャトルバス 試験運行時刻固まる

ビーナスライン全線無料化に伴う夏の霧ケ峰高原の渋滞対策として検討中のシャトル
バス試験運行で、運行時刻や駐車場の規制時間などが一日、諏訪市郊外の霧ケ峰自然
保護センターで開いた第二回運行実行委員会で固まった。試験運行される二十、二十
一日の二日間とも、八島湿原方面から諏訪方面への最終便は午後五時半発となった。

ビーナスラインでは例年、夏の観光シーズンになると、同湿原に近い八島駐車場が
いっぱいになり、路上駐車などで渋滞が起きる。対策として諏訪郡下諏訪町や県の現
地機関、霧ケ峰高原の山小屋・旅館の組合などが実行委を組織し、シャトルバスの試
験運行を検討してきた。

計画では、十九日夜から二十一日夕方まで、八島駐車場を自家用車駐車禁止にする。
八島湿原へ行くには、強清水(こわしみず)駐車場か和田峠スキー場駐車場に車を止
め、強清水―八島間約七キロ、和田峠スキー場―八島間約五キロをシャトルバスで移
動する=地図。

始発便は、強清水発八島行きが午前八時、和田峠発八島行きが午前九時。最終便は、
八島発強清水行きが午後五時半、八島発和田峠行きが午後四時半。運賃は片道大人二
百円、同子ども百円。強清水、和田峠スキー場の両駐車場は駐車無料。

規制するのは八島駐車場の駐車のみで、美ケ原方面に向かうマイカー通行は妨げな
い。実行委は「路上駐車が増えると、シャトルバスそのものが動かなくなる恐れがあ
る。定められた駐車場を利用してほしい」と呼びかけている。(7月2日 信濃毎日新
聞)

ACHP編集部

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