無料化ビーナスラインにぎわい 霧が包む八島湿原

諏訪市と諏訪郡下諏訪町境に位置する国の天然記念物「八島ケ原高層湿原」(標高約
一、六三〇メートル)は四日、大勢の観光客でにぎわった。二月に無料化されたビー
ナスライン(旧県営霧ケ峰有料道路)沿いの駐車場に入る車は、一時は五百メートル
以上連なった。

八島ビジターセンターあざみ館によると、この日午前の車の入り込みは「(ニッコウ
キスゲが咲く七月中旬の)トップシーズン並み。無料化の影響が大きいのかも」。大
阪市から二泊三日の家族旅行で訪れた倉中聡さん(40)は「霧が濃かったけれど、
青空も望めて良かった」と話していた。

高山植物を楽しめるのはまだ先だが、湿原を覆うように霧が流れ、「ロマンチック
ね」との声も聞かれた。(5月5日 信濃毎日新聞)

ACHP編集部

★ お知らせへ戻る ★ INDEXへ戻る