連休の北アにぎわい 残雪の涸沢 テントの花

大型連休の五日朝、北アルプス・涸沢では、雨上がりのカールに色とりどりの「テン
トの花」が咲いた。

テントの数はおよそ三百。雪上に明るく映える「涸沢団地」はこの日、穂高連峰の頂
を目指す登山者でにぎわった。

涸沢の残雪は深い場所では七メートルもあるという。雪が張り付いた穂高連峰の岩稜
(りょう)や岩峰は、青空を背景に鮮やかなコントラストを描い5月6日 信濃毎日
新聞)
て天を突き刺すかのようだ。

この春の黄砂現象で、カールの残雪には黄ばみが目立つ。涸沢ヒュッテの小林銀一会
長は「長年見てきたが、これほど残雪が汚れた記憶はない。地球温暖化のせいでしょ
うか」と嘆いていた。

夜明けとともに、テント場近くでは県警山岳遭難救助隊員が、奥穂高岳や北穂高岳に
向かう登山者に安全登山を呼び掛けていた。(5月6日 信濃毎日新聞)

ACHP編集部

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