北ア春山情報 雪崩に注意を 県警山岳警備隊

県警山岳警備隊は二十三日、ゴールデンウイーク期間の北アルプスの春山情報を発表
した。積雪は平年よりやや少なめだが、気温の上昇や降雨などで、雪崩が発生しやす
い時期を迎えるため、登山者に慎重な行動を呼び掛けている。

二十二日現在の積雪量は、室堂(二、四五〇メートル)で昨年と同じ七メートル、早
月尾根(二、二〇〇メートル)で昨年より五十センチ少ない四メートル、馬場島(七
五〇メートル)では〇メートル(昨年一メートル)。

気温の寒暖差が大きく、雪質の変化による滑落や凍結による転倒事故などの恐れもあ
る。同警備隊は無線機などの連絡手段の携行、グループでの入山などを呼び掛けてい
る。

二十二日現在、剱岳方面に百四パーティー四百七人、そのほかに五パーティー十九人
が登山届を提出。昨年は四月二十八日から五月六日までの連休中、七人が遭難し、う
ち一人が行方不明になっている。行方不明者は、単独で入山していた。(4月24日 北
日本新聞)

ACHP編集部


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