大入道、早くも出現 僧ケ岳の雪絵くっきり

終日青空が広がった二十二日、魚津、黒部市、宇奈月町にまたがる僧ケ岳(一、八五
五メートル)が、残雪に縁取られた雪絵をくっきりと浮かび上がらせた。

雪絵は初夏の訪れとともに現れた山肌が雪解けにつれて広がり、形を変える。魚津、
黒部市では、古くから田植えや水量予測の目安にしてきた。今年は積雪が少なく、昨
年より二週間ほど進み具合が早い。

魚津市から見ると、中央に大入道、右に猫、左に僧が並んでいるように見える。雪解
けが進むと、五、六月には大入道が馬になり、僧が尺八を吹いて馬を引く姿になると
いう。

同日は午後三時すぎから同市の海岸線で今年三度目のしんきろうも観測できた。黒部
市生地方向と滑川から新湊市方向にかけての風景や沖合の船が伸びて変化した。(4
月23日 北日本新聞)

ACHP編集部


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