「無料ビーナスライン」PR 散策イベントも

無料化後、初めて冬季閉鎖区間が開通した旧県営霧ケ峰有料道路(ビーナスライン)
では、二十日午後も沿線の観光関係者らがイベントを開き、全線無料開放をアピール
した。

小県郡南部の四町村でつくる「信州よだくぼ観光連絡会」は「美ケ原を歩こう」を開
催。関係者約三百人が高原台上の山本小屋から「美しの塔」まで約六百メートルを、
四人の町村長を先頭に歩いた。

到着後、同連絡会が用意したバーベキューを口にしながら、三六〇度の大パノラマを
楽しんだ。

全線開通で入り込み増も予想された諏訪市郊外の霧ケ峰は、あいにく濃い霧に包まれ
た。視界は百メートル程度で、強清水の駐車場に一般の観光客の車は二十台ほど。車
を降りた人は上着をはおって売店に駆け込み、高原を散策する人はいなかった。

売店の男性は「きのうより少し多いくらい。でも、これからは美ケ原へ向かう人がこ
こで休憩のため寄ってくれると思うので期待してます」と気を取り直していた。(4
月21日 信濃毎日新聞)

ACHP編集部


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