今年の米作況占い「要注意」

今冬も氷柱の太さを計測できなかったたろし滝

凍りついた滝の太さでその年の米の作況を占う石鳥谷町大瀬川の「たろし滝」の測定
会が11日あったが、いつもの氷柱(つらら)ができず、測定できなかった=写真。
タロシ滝測定保存会の板垣寛会長(70)は、計測不能で作況指数30の大凶作だっ
た93年を例に挙げ、「今年は要注意の年ではないか」と占った。

計測不能は一昨年、昨年に続き、3年連続。ただし、一昨年は太さ4メートル以上、
昨年も5メートルほどの氷柱ができていた。ところが両年とも測る前に折れてしまっ
た。開けてみれば、一昨年の作況指数は106、昨年も101とまずまずだった。

板垣会長によると、今冬の場合は真冬日がほとんどないことで氷柱ができなかった。
今年は冬暖かく、夏の真夏日が少ない暖冬冷夏が心配という。会場で披露している川
柳は「いい兆し 皆で創(つく)れと 滝が言い」。(2/13 asahi.com 岩手版)

ACHP編集部

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