その他の遭難関係のニュース

◆東京都内の3人パーティー無事自力下山 北アルプス

北アルプスから予定日を過ぎても下山していないとして、東京都内の会社の同僚から
岐阜県警神岡署へ通報があった東京都八王子市北野台1丁目、会社社長杉本忠男さん
(55)と同世田谷区弦巻3丁目、会社員椛島剛士さん(25)、同渋谷区大山町、
会社員木田悟さん(24)のパーティーは5日午前1時ごろ、自力で岐阜県上宝村に
下山した。全員無事という。3人は2日に下山予定だったが、悪天候で下山が遅れた
らしい。(1月5日 asahi.com 11:01)

◆北アで救助待っていた首都圏の2人をヘリで救出 富山

北アルプスで救助を待っていた、東京都東村山市の登山グループ「秀峰登高会」会員
で横浜市旭区鶴ケ峰1丁目、神奈川県職員三好弘子さん(29)と、日本山岳会会員
で東京都文京区小石川3丁目、千葉大大学院生朱宮(しゅみや)丈晴さん(30)は
7日午前8時12分、富山県の消防防災ヘリコプターで救出された。

2人とも軽い凍傷を負っているが、無事だという。(1月7日 asahi.com 10:46)

◆北アの2人を無事救出、「甘かった」と反省

救出後、記者会見に応じる朱宮丈晴さん

北アルプスのハシゴ谷乗越(約2035メートル)で4日から救助を待っていた2人
が、7日朝、県の消防防災ヘリコプターに無事救出された。ともに軽い凍傷を負って
いたが元気。今回の計画について「甘かった。おわびしたい」と反省していた。

2人は、東京都東村山市の登山グループ「秀峰登高会」会員で横浜市旭区鶴ケ峰1丁
目、神奈川県職員三好弘子さん(29)と、日本山岳会会員で東京都文京区小石川3
丁目、千葉大大学院生朱宮(しゅみや)丈晴さん(30)。

県警山岳警備隊などが7日午前7時すぎ、天候が回復したため、ヘリで現場に向かっ
た。県消防防災航空隊員らが同8時12分、2人をつり上げて救出。富山市の県立中
央病院屋上へ搬送した。

2人は疲れた表情で、防寒着には雪がこびりついたまま。自力で救急救命センターま
で歩き治療を受けた。

同病院内で記者会見に応じた朱宮さんは「年明けから急に天気が悪くなり、気温も下
がった。雪が多く、腰から胸の高さのラッセルだった。赤沢岳を越え、(黒部別山
の)南方尾根に入る段階でかなり遅れた。ラジオで捜索されていることを知り、三好
さんの凍傷がひどかったため引き返した」と説明。

「甘かったと言われればそうなる。研究して計画したが、自然がすごかった」と反
省。「ご迷惑をかけ、おわびしたい。注意して登山を続けていきたい」と語った。

2人は千葉大入学と同時に登山を始め、10年以上の経験者。しかし、今回のルート
の踏破は、昨年5月に三好さんだけしか経験していなかった。

病院に駆けつけた三好さんの母文江さん(66)は「娘に『よかった。生きていてく
れてありがとう』と言いました」と涙ぐんでいた。

県警本部へ礼に訪れた2人に対し、山岳警備隊員は▽北アルプスの雪は多くて重い▽
行程が長すぎる−などと指摘した。

2人は昨年12月22日、長野県大町市から入山。同月31日に上市町の馬場島に下
山予定だった。(1/8 asahi.com 富山版)

◆余市岳に単独登山して道に迷った会社員を救助  

札幌市南区定山渓から五日午前、余市岳(一、四八八m)に単独で登山した同市東区
内の男性会社員(26)が帰宅せず、札幌南署と同市消防局は六日早朝から、捜索を
行った。同日正午ごろ、余市岳中腹で救助を求める男性を捜索中のヘリコプターが発
見。男性にけがはなかった。

同署によると、五日午後九時半ごろ、定山渓高原札幌国際スキー場駐車場に、乗用車
が止まったままだと、同スキー場従業員が警察に届け出た。

同署が家族に連絡を取ったところ、帰宅していないことが分かった。

調べによると、男性は五日午後二時ごろ、余市岳に到着、後志管内赤井川村のスキー
場を目指し下山しようとしたが、吹雪のため迷い、雪洞を掘りビバークしたという。
男性は、地図やコンパスは持たず、食料もミカン二個しか持っていなかった。登山届
は提出していなかった。 (2002/01/06 17:30 北海道新聞)

●岩殿山崩落、国道の復旧は長期化

大月市賑岡町の岩殿山(637メートル)の斜面が崩落した事故で、管理している県
富士北麓東部地域振興局大月建設部は5日朝から復旧作業に入った。2次崩落の心配
もあり、復旧の見通しは今のところ立ってない。週末の登山者に対して、崩落現場手
前で登山口までのう回路を案内している。

大月署によると、現場は岩殿山登山口近くの斜面で、土砂崩れ防止用のモルタルや大
岩が約400平方メートルにわたって崩れ、直下の国道139号(幅9メートル)を
数十メートルにわたってふさいだ。復旧には道路の地盤を掘り下げる作業も考えら
れ、長期間を要する見込みだ。

岩殿山は首都圏の中高年登山者らに人気がある。同市商工観光課によると、週末には
1日当たり100人を超す入山が見込まれている。市内七保町や小菅村方面には、市
内猿橋町を通るコースがう回路になる。(1/6 asahi.com 山梨版)

ACHP編集部

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