八ヶ岳/東面/熊情報

どうも森崎@東海山岳会と申します.

週末八ヶ岳東面上ノ権現沢に行ってきました.
また稜線へ抜ける部分でくまさんと
20mくらいの距離で3分間ほど
見つめあってしまいました
笛やらピッケルやらで音を出していたら
退散してくれましたが
出合小屋にも10月中旬にくまに会った方の
記入があったのでこれから入山される方は
頭の片隅に残置しておいたほうが良いのでは..
あと林道ゲートに鍵はかかっていました
以上です.


森崎さん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 > 週末八ヶ岳東面上ノ権現沢に行ってきました. (中略) > また稜線へ抜ける部分でくまさんと > 20mくらいの距離で3分間ほど > 見つめあってしまいました 八ヶ岳の「熊」は、6〜7年前、天狗尾根へ詰めあげる沢で遭遇したことがあります。 腰までのラッセルに喘いでいると、目の前を悠々と通過していきました。 山小屋の親爺連は否定するんですが、目撃情報は後を絶たないし、あれだけの山の中 にいないはずがない。また、暖冬で冬眠できない熊は「寝そっかれ(寝損ない)」と いって、ちょっと危険な状態になっているとも言われていますので「遭遇したら、な るべく刺激しない」方が良いとも言われています。 クライマーは、普通じゃ人間がいないはずの場所に入りますから、注意するに越した ことはないでしょう。でも、北海道でも沢屋がやられたケースは皆無(※)だと聞い ていますので、あまり神経質になる必要は無いと思います。 ※これ青巌峡クライマーに聞いたんだけど、本当?>堤さん
こんにちは。黒澤と@猫の森さん、ACMLの皆様。 本州ではアイスのシーズンが始まったようで、羨ましい限りです。 本州より寒い地に住んでいる北海道勢も負けじと今週末あたりに偵察に行ってきます。 >クライマーは、普通じゃ人間がいないはずの場所に入りますから、注意するに越した >ことはないでしょう。でも、北海道でも沢屋がやられたケースは皆無(※)だと聞い >ていますので、あまり神経質になる必要は無いと思います。 無雪期のシーズンに限れば北海道の山で一番恐いのはヒグマです。 ツキノワグマがバンタム級、ヒグマはミドル級かライトヘビー級クラスでしょうか。 パンチの質がかなり違います。 良識のある沢屋さんは、ヒグマと遭遇しないように、かなり気を使っているので目立った被害が少な いのではないかと。 有名な福岡大のカムイエクウチカウシ山の事件やら事故?例は多数あります。 今春は、山菜採りの方が多数犠牲になりました。 「ツキノワグマ」とバトルして勝利を収めた人の話は、頻繁に聞きますが、 「ヒグマさん」相手にドローに持ち込むのは至難の技です。 ヒグマと出会ってしまったら、通り過ぎてもらうのを待つしかないです。 北海道の沢に来られる方がいらっしゃいましたら、ゴミ・食料等の取り扱いには十分注意したほうが よいです。ヒグマ関係の本も多数でているので、北海道に来る前にご一読を。 100%の安全を目指すのであればアメリカの国立公園並に対策をしたほうがよいですが、 ヒグマに怯えて夜を過ごすのも北海道の山の醍醐味かと個人的は思うのですが。(変ですかね?)
堤さん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 情報ありがとうございました。カムイエクウチカウシ山の事件はあまりにも有名です が、どうもこの事件が強烈すぎて「道外の人」の事件が多いような印象を持っていま す。そこで、道内の方…特に登山者がやられている事件があるのかな?と思ってお尋 ねしました。 それと、本州では最近、暖冬の影響でツキノワグマが冬眠しなくなっているようです が、北海道ではどうなのでしょう? > ヒグマに怯えて夜を過ごすのも北海道の山の醍醐味かと個人的は思うのですが。(変で > すかね?) いやぁ〜ちっとも変じゃないと思いますよ(大真面目) 自分が食物連鎖の最上位ではないってところが、北海道の一番良いところじゃないで すか…本当の意味で、自然の「中」にいるんだな…って思えるところが大好きです。
こんにちは。黒澤と@猫の森さん。 >そこで、道内の方…特に登山者がやられている事件があるのかな?と思ってお尋 >ねしました。 近年、ヤマ屋が重大な被害にあった話は聞いたことがないですね。 酒飲み話で済んだのはゴマンとありますが。 >それと、本州では最近、暖冬の影響でツキノワグマが冬眠しなくなっているようです >が、北海道ではどうなのでしょう? 聞きかじりの知識ですが、北海道では以前から、冬になっても冬眠しない「穴持たず」という、危険 なヒグマが居るそうです。エゾシカが増えすぎて、冬でもエサが採れるようになったことも一因だ と。 登山とはあまり関係ないですが、吉村昭の「熊嵐」は冬眠しそこねたヒグマが開拓村を襲って6人ば かり食べてしまう実際にあった事件の本です。私はこの本を読んでから、しばらく山中での寝付きが 悪くなりました。
堤さん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 > 近年、ヤマ屋が重大な被害にあった話は聞いたことがないですね。 > 酒飲み話で済んだのはゴマンとありますが。 ひとまず安心…山屋は原則として殺生を働かないから、見逃してもらえる確率が高い かな…冗談冗談、釣り屋さんや山菜屋さんはテリトリーおよび目的がバッティングす る…要するに「縄張り争い(シマ荒らし)」の果てに殺られたんだろうなと、想像し てました… (^^; >> それと、本州では最近、暖冬の影響でツキノワグマが冬眠しなくなっているようです >> が、北海道ではどうなのでしょう? > > 聞きかじりの知識ですが、北海道では以前から、冬になっても冬眠しない「穴持たず」 > という、危険なヒグマが居るそうです。エゾシカが増えすぎて、冬でもエサが採れるよ > うになったことも一因だと。 本州では「寝そっかれ」とも言うようで、かなり危険な存在らしいです。原因は、暖 冬に加えて「冬眠するために充分な食料が得られなくなったため」だとも聞きます。 > 登山とはあまり関係ないですが、吉村昭の「熊嵐」は冬眠しそこねたヒグマが開拓村を > 襲って6人ばかり食べてしまう実際にあった事件の本です。私はこの本を読んでから、 > しばらく山中での寝付きが悪くなりました。 熊嵐…というタイトルだったんですか…この本、読みたくて探していたんです。 吉村昭氏の作品は数が多くて…早速インターネットで購入しようと… http://st6.yahoo.co.jp/esbooks/ …こちらで、探したのですが見つかりません。国会図書館 ので検索したところ、正式なタイトルが「羆嵐」であ ることが判りました。熊→羆だったんですね。ISBNは4101117136です。 書名さえ判れば、読みたい本が2〜3日中には近所のセブンイレブンで受け取れるこの システム、最近病みつきです。貴重な情報をありがとうございました。
  幡谷です。こんばんわ!。 > 堤さん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 >> 登山とはあまり関係ないですが、吉村昭の「熊嵐」は冬眠しそこねたヒグマが開 >>拓村を >> 襲って6人ばかり食べてしまう実際にあった事件の本です。私はこの本を読んで >>から、 >> しばらく山中での寝付きが悪くなりました。 > > 熊嵐…というタイトルだったんですか…この本、読みたくて探していたんです。 > 吉村昭氏の作品は数が多くて…早速インターネットで購入しようと…   これ、無茶苦茶リアルな描写が多いので眠れなくなりますよ。(^◇^;)   でも人と自然界のかかわり方を考えさせられる、良い本です。   ちなみに、吉村さんの本では 熊撃ちと言うのもお勧めです。   ISBN-480-02030-6 CO193   (^-^)/~~
幡谷さん、こんにちは。黒澤と@猫の森、です。 >> 熊嵐…というタイトルだったんですか…この本、読みたくて探していたんです。 >> 吉村昭氏の作品は数が多くて…早速インターネットで購入しようと… > >   これ、無茶苦茶リアルな描写が多いので眠れなくなりますよ。(^◇^;) >   でも人と自然界のかかわり方を考えさせられる、良い本です。 >   ちなみに、吉村さんの本では 熊撃ちと言うのもお勧めです。 面白すぎて、一気に読み切ってしまいましたが、夕べはよく眠れましたよ(笑顔) 人間が鰯の頭を囓るのも、羆が人間の頭蓋骨を囓るのも「生きる(食べる)」という 行為の中では一緒ですから、別に気持ちが悪いとも残酷だとも思いません。一歩間違 えば自分もクマの餌でしかない…だから北海道の山登りは面白いんだなぁ…と感じま した。 クライミングは、危ないと思ったら引く方法はいくらでもあると思いますが、羆の場 合「思たときにはすでに遅い(かも)」ってことがあるわけで…外的危険因子の 「格」が違いますね… (^^; ちなみに熊嵐ではなく「羆嵐」が正しいタイトルですね。 >   ちなみに、吉村さんの本では 熊撃ちと言うのもお勧めです。 …残念ながら、こちらは「絶版・取り寄せ不可」でした。図書館で探すしかなさそう です (^^;

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