雪便り

各地の雪便りを紹介します。

◆月山てっぺん雪景色

月山(標高1984b)の頂上は、早くも雪景色

月山(標高1984メートル)の頂上付近は、早くも雪景色−−。県内全域が秋晴れ
に恵まれた20日、月山9合目の仏生池小屋付近から上は、雪が降り積もっていた=
写真。

ふもとは紅葉真っ盛りだが、ガスに包まれた山頂付近は冷たく強い風が吹き付け、厳
しい冬の訪れを予感させる情景が広がった。登山道沿いの低木の枝先には、降り積
もった雪が強風にさらされ、エビの尾のように固まった雪の造形も見られた。
(10/22 asahi.com 山形版)

◆白山 雪化粧

移動性高気圧に覆われた県内は4日、上空が澄み渡り、白山では初冠雪が観測された
=写真=。金沢地方気象台によると、昨年より17日遅く、平年より19日遅いとい
う。この日は朝から晴れ間がのぞき、御前峰(標高2702メートル)、剣ヶ峰(同
2677メートル)、大汝峰(同2684メートル)の白山山頂部では、ふもとから
も初冠雪が確認された。

白山林道石川管理事務所によると、朝のうちは冷え込みが厳しく、白山スーパー林道
の「とがの木台駐車場」(同1400メートル)付近まで降雪が観測されたが、日中
は気温が上昇したため、山頂付近の一部に雪が残る程度だったという。 (11月5日
Yomiuri On-Line 石川版)

◆八ケ岳連峰が雪景色 霧ケ峰も初冠雪

四日朝の県内は、低気圧が通過した影響で一時的に冬型の気圧配置となり、各地の
山々で初冠雪を観測した。

八ケ岳連峰では登山道が真っ白に覆われ、登山者は雨具やヤッケに身をつつんで歩を
進めた。見上げるりょう線の岩肌も、うっすらと雪化粧。行者小屋(標高約二千四百
メートル)前では午前十一時ころ、登山者が寒さに震えながらガスに覆われたりょう
線を仰ぎ、「アイゼンがないから仕方ないか」と、主峰・赤岳(二、八九九メート
ル)登頂を断念する姿が目立った=写真。

諏訪市の霧ケ峰高原では、初冠雪とともに路面の一部が凍結し、ドライバーはゆっく
りと慎重な運転をしていた。(11月5日 信濃毎日新聞)

◆飯豊連峰が初冠雪

7日は立冬。県内は5日、強い寒気が入り、県境の飯豊連峰に初冠雪がみられた。新
潟市街からも雪化粧した山々がくっきり。近づく冬を実感させた。

飯豊連峰のふもと、東蒲地方のこの日の最低気温は、津川町で0・4度を観測した(新
潟地方気象台調べ)。鹿瀬町役場の話では、同連峰の今年の初冠雪は例年並みとい
う。「飯豊に3度雪が降ると、里に降る」と、同町では言い伝えられている。

新潟地方気象台によると、6日から7日にかけて県内は冬型の気圧配置になり、1000
メートル以上の高い山では、雪になる可能性が高いという。[新潟日報 11月5日
(月)]

◆札幌で初雪 平年より8日遅れ 【写真】  

 道内は四日、大陸方面から入り込んだ十一月下旬並みの寒気の影響で、日本海やオ
ホーツク海側を中心に雪が降り、札幌では平年より八日遅れ、昨年より十七日遅れで
初雪を観測した。

札幌管区気象台によると、札幌では午前四時四十分ごろ雪が降り出し、時折みぞれや
雪あられとなって断続的に降り続いた。最高気温は平年より五・四度低い五・九度。
網走、室蘭、留萌などでも初雪を観測した。

札幌市中央区の大通公園では芝生に雪が積もり、ギターを手に歌っていた同市白石区
の専門学校生、寺島貴志さん(18)は「寒いけど、歌を聴いてもらうのが生きがいな
ので冬も続けます」と白い息を吐いた。同区の大倉山ジャンプ競技場も今年初めて雪
化粧したが、「初雪が遅い分、今年はまだ観光客が途絶えない」(運営本部)とい
う。

室蘭では午前九時ごろ、雪がちらついた。

五日も朝方は日本海岸の一部で断続的に雪が降るが、寒気は全道的に緩む見通し。
(2001/11/05 03:49 北海道新聞)

ACHP編集部

★ お知らせへ戻る ★ INDEXへ戻る