週末の好天で2年ぶり1万人突破 夏山シーズンの羊蹄山登山客

【倶知安】今年の夏山シーズンに羊蹄山(一、八九八m)に登った人は、二年ぶりに
一万人を超えた。登山者が多い週末の天候に恵まれたためで、「日本百名山登山」
ブームを反映して、中高年の人が相変わらず多く見られた。

登山者数は、羊蹄山管理保全連絡協議会(事務局・倶知安町)がまとめた。九合目に
ある山小屋に管理人が常駐した、六月九日から十月八日までに、倶知安町側の比羅
夫、真狩、京極、喜茂別の四コースにある入山者名簿の数は計一万三百七十八人。週
末に天候不順が続き、七年ぶりに一万人を割った昨季(九千二百三十七人)より千人
以上も多かった。また、山小屋の宿泊者も千七十三人で、昨季より二十人増だった。

コース別では、登るのが比較的楽な真狩が五千八百四十四人と最も多く、次いで比羅
夫の三千八百八人で、この二コースで全体の九割以上を占めた。

登山者が昨年よりも増えたことについて、同協議会事務局は「天候が比較的良く、中
高年の登山ブームも続いていることなどから、平年並みに戻ったのだろう」とみてい
る。

登山者の行動について、山小屋管理人の石井良夫さん(50)と近藤英輝さん(38)の
話では、深夜に小屋へ着いたり、悪天候でも頂上を目指すなど、一歩間違えば危険な
ケースもあったという。

また、登山マナーについて、石井さんは「金属製のステッキを突いて登る人が、登山
道わきの植物を傷めている。必要な場所だけで使うようにしてもらいたい」と指摘。
近藤さんも「空き缶のポイ捨ては減ったが、腐るから良いと思っているのか、ティッ
シュペーパーを捨てる人が多い。ごみはすべて持ち帰ってほしい」と話していた。
(10月17日 北海道新聞)

ACHP編集部

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