瑞牆山/十一面岩/左岩壁/新ルート

月稜会の角屋です。
瑞牆山の十一面岩左岩壁に、新しいルートから登りましたので、概要だけ簡単に報告
します。
一部、登られた形跡のある個所もありましたので、付け加えておきます。

取り付きは正面壁にたどり着く手前の樹林帯を、途中から左に入ると「山賊‘79黄
昏ルート」のある左岩壁のテラスに上がりますが、「山賊・・・」ルートの先の
フェースにボルト3本見えるフェース、または、更に数メートル先のフレークから取
り付きます。1ピッチ目は2通りルートが取れますが、どちらも左上クラックで合流
します。2ピッチ目は短いクラックを繋げ、スラブを上ります。3ピッチ目は核心。
5.9A1(5.10a)の直上クラック。ここはクラックがフレアーしていてほとんど
カムは効きません。初登はAAでしたが、開拓中25mの墜落を経験し、考えた末ボ
ルトを打ちました。A1といっても2手目が遠く、フリー混じりです。4ピッチ目は
歩きに近いガレ、または樹林帯。5ピッチ目と6ピッチ目も2通りのルートがあり、
右は直上するコーナークラック5.8AA1(5.10a)。カムでビレー点を作り、オ
フウィドゥスからチムニー(5.8)。左はV級のカンテからダブルクラック、
ジェードル(W+)。カムでビレー点を作り、5.8のチムニー。どちらも稜線に出
て、最後はすぐ左のカナトコ岩に5.8のスラブ登り。
ロープスケールで170m。7ピッチ。参考時間、3〜4時間。
詳しくは、下記のホームページに掲載しています。
角屋貴良
★ http://www6.plala.or.jp/chimney/
★ chimney@life-jp.net

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