「山のトイレデー」の来月19日、主要登山口で啓発活動

一般登山者に山のトイレ問題への理解を深めてもらおうと、道内の山岳ガイドや登山
愛好家らでつくる「山のトイレを考える会」(横須賀邦子代表)が九月十六日、「2
001全道一斉山のトイレデー」と銘打ち、様々な呼びかけ活動を展開する。当日は
全道各地の主要登山口で、トイレマップや携帯トイレの配布などを行うため、ボラン
ティア参加者を募っている。

同会は昨年六月に結成された。行政に対してはトイレ設置などの対策を、一般登山者
へは携帯トイレの持参などを呼びかけている。

当日は携帯トイレなどの配布のほか、トイレットペーパーやゴミの回収を行う。日高
地方の幌尻岳やアポイ岳、大雪山系の黒岳・層雲峡や赤岳・銀泉台、利尻山・鴛泊、
札幌・空沼岳など十二か所で予定しているが、ボランティアの参加次第ではさらに増
える見込み。

同会事務局の北大大学院農学研究科助手、愛甲哲也さん(33)は「まず山の現状を
知ってもらい、トイレ問題の解決につなげたい」と話している。傷害保険加入などの
ため、事前申し込みが必要。問い合わせは同会事務局((電)/ファクス011・7
06・2452)へ。(8月23日 Yomiuri On-Line 北海道版)

ACHP編集部

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