上高地マイカー規制充実 知事、除外車根拠公開の考え

田中康夫知事は二日、「どこでも知事室」で訪れている飯田市で記者会見し、「上高
地に関しては従来のマイカー規制をより充実させる」とし、一般車両に乗り入れを許
可した根拠をホームページなどで公開する必要がある―との考えを示した。

上高地と乗鞍高原で「長野県でなくては示せない、新しい環境保護のモデルを確立す
る」と説明。県警が上高地への乗り入れを許可した一般車両は観光業者の車両など三
千七百六十六台(六月十二日現在)あるが、「(許可の)根拠が明確でない」とし、
「プライバシーに配慮した上で根拠を公開し、異議申し立てや質問を受け付ける態勢
を整えなければならない」と述べた。

岐阜県側の乗鞍スカイラインで、梶原拓知事が低公害車以外の観光バスやタクシーに
環境税をかける案を示したことについては「高く評価すべきこと」としたものの、環
境税を含めた自治体独自の外形標準課税については「税金の使い方や組織のあり方な
ど、行政側がまず反省すべき点を議論することが先決。消費者だけにいたずらに負担
を強いてはならない」と否定的な見解を示した。(8月3日 信濃毎日新聞)

ACHP編集部

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