秋から新型「あずさ」 JR東日本 乳幼児の世話OK

JR東日本長野支社は三十一日、松本市の同社松本運転所で、中央東線の特急「あず
さ」の新型車両を公開した。窓を大きくしたり揺れを少なくするなど快適性を重視。
秋以降順次、現行の車両と切り替えていく。

先端が丸みを帯びた新型車両の外観は、アルプスの残雪やリンゴの花の「白」を基調
に、四季の彩りを五色で配色。一九七二(昭和四十七)年から走り続けてきた現行の
車両を一新した。

内部は、シート基部を小さくして足元の空間を広げた。すべてのトイレに、乳幼児を
座らせておける「ベビーチェア」を装備。車いす対応席二席、車いす用トイレ一カ所
を備える。体の具合が悪い人や乳幼児の世話などに使える多目的室も新設。喫煙車両
を四両から三両に減らす一方で、喫煙フリースペースを一カ所設けた。

車体の軽量化で最高速度は現行より時速で十キロ速い百三十キロとなるが、カーブが
多いため運行時間は現行とほとんど変わらないという。

「スーパーあずさ」はスピード重視として現行の運行本数を維持する。(6月1日 信
濃毎日新聞)

ACHP編集部

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