最高速度は260キロ 北陸新幹線説明会

北陸新幹線の上越―富山間が今年度から着工されるのを前に、日本鉄道建設公団北陸
新幹線第二建設局による地元自治体への概要説明会が十六日、始まった。この日は、
県に対する計画説明が行われ、あす十八日からは、沿線の七市町に、六月からは地元
住民に対しての説明会が開かれる。

説明会では、新幹線の最高設計速度は時速二百六十キロであることや、新黒部―富山
間の魚津市と黒部市内に計三か所トンネルを掘り、常願寺川など計五河川に橋を架け
ることなどが説明された。

県内では、糸魚川―新黒部間がスーパー特急方式で既に着工されているが、新たに着
工される新黒部―富山間とともにフル規格で整備される。県新幹線建設課によると、
既に工事が行われている糸魚川―新黒部間の着工率は81%で、工事進ちょく率は四
割程度という。

【JR魚津駅中心の街づくり推進を確認】

魚津市の北陸新幹線対策連絡協議会の第一回総会が十六日、同市内のホテルで開か
れ、北陸新幹線フル規格化に伴い、今後JR魚津駅を中心とした街づくりなどを推進
していくことを確認した。同協議会は、北陸新幹線の魚津駅乗り入れを実現するため
に設立された「北陸新幹線スーパー特急魚津駅停車促進同盟会」を、フル規格整備に
合わせて衣替えしたもの。

総会で、会長の石川精二市長は「新しい交通体系や並行在来線の問題を含め調査、研
究を進めて行きたい」とあいさつ。また質疑の中で、出席者からは「新駅が出来た場
合の駐車場問題や乗車率をいかに高めていくかなど、新川広域圏で考えていくべき
だ」などの意見が出ていた。

写真=魚津市の北陸新幹線対策連絡協議会の第一回総会 (5月17日 Yomiuri 
On-Line 富山版)

ACHP編集部

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